みなさん、こんにちは!
ダイハツの人気車種「タント」がフルモデルチェンジを予定しています。昨年の東京モーターショー2017(2017年10月25日(金)~11月5日(日)に開催)で新型タントのconceptモデルと呼ばれた「DN U-SPACE」を世界初披露しており、その市販が近づいて来ています。時期は2018年、今年の10月が予測されており、軽自動車を考えている人には朗報です。それでは中身をみてみましょう!
ダイハツの発表内容
ダイハツは新型タント/タントカスタムのフルモデルチェンジを行い2018年10月に発売。 圧倒的な室内の広さや視界の良さを特徴とし、2013年にデビューした軽自動車です。フルモデルチェンジにおいても新型タント/タントカスタムはキープコンセプトで、現行モデルと同様、人気の「ミラクルオープンドア」を採用した両側スライドドアのモデルとなる見込みです。こちらが東京モーターショーで公開された次期、フルモデルチェンジコンセプト。

ミニマルなデザイン

リアもシンプルで良いデザイン
フルモデルチェンジの内容は?
- 新型デザインの採用「DN U-SPACE(ディーエヌ ユースペース)」
- 「ミラクルオープンドア」を採用したデザイン・構造
- 新開発プラットフォームDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を採用。
- 軽量化と燃費改良
- 安全装備の向上
DNGA(Daihatsu New Global Architecture)とは?
2016年1月29日に発表された ダイハツの完全子会社化を発表の場でトヨタの新型プリウスから採用されたTNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる新開発のプラットフォームをもじり、ダイハツはDNGA(Daihatsu New Global Architecture)としたプラットフォーム名にする述べていました。
「DNGA」は、ユーザーの声をもとに、企画、開発、調達、生産準備、生産というすべての工程を含めたクルマ作りを指すそうです。「DNGA」の実質的な第1弾となるミラ・イース。2017年5月9日に発売を開始した新型ミライースでは、車両全体で80kgもの軽量化をおこない、シェルボディの「Dモノコック」の採用をはじめ、足まわりの軽量化、樹脂パーツの採用、内・外装部品の合理化しています。
この新しいプラットフォームが本格的に採用されるのが、今回のタントとなります。

DNGA
安全装備は?
現行のタントには2016年のマイナーチェンジによりダイハツの最新安全システム「スマートアシストⅢ」が搭載され、それまで車両の検知に対応していた自動ブレーキが歩行者も発見できるようになりました。スマートアシストⅡは単一カメラであったが、スマートアシストⅢとなり2つのカメラを装備します。
それ以前に改良された、ミライースでは「スマートアシストⅢ」に加え、軽自動車で初めてフロント2カ所、リア2カ所にコーナーセンサーを装備し、メーター内の表示とブザー音で障害物との接近具合を表示する機能が追加されました。これはフルモデルチェンジのタントでも搭載される見込みです。
このクラスの軽自動車のユーザープロファイルを考えると、安全システムの充実は、重要な購入理由の一つになると思われます。さらなる機能を追加することでバージョンをあげたスマートアシストⅣを採用し、ライバルのホンダ「N-BOX」と同様に全車標準装備とすることも考えられるのではないでしょうか。

スマートアシストイメージ 引用:ダイハツHP
スマートアシストの機能:
衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両、対歩行者)
衝突警報(対車両、対歩行者)
走行中に前方の車両や歩行者をカメラが検知し、衝突の危険性があると判断した場合、ブザー音とメーター内表示で通知
一次ブレーキ(対車両、対歩行者)
衝突の危険があるとシステムが判断した場合、自動的に弱いブレーキ(一次ブレーキ)をかけ、運転者に衝突回避を促進
被害軽減ブレーキアシスト(対車両、対歩行者)
一次ブレーキ機能が作動している時にドライバーがブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動し、ブレーキ制動力を高め、作動をアシストする
緊急ブレーキ(対車両、対歩行者)
衝突が避けられないとシステムが判断した場合、強いブレーキ(二次ブレーキ)で減速。衝突を回避したり、被害を軽減。
車線逸脱警報機能
走行中、ウインカーなしで車線からはみ出しそうになると、ブザー音とメーター内表示でドライバーに警告。
先行車発進お知らせ機能
停止時に先行車が発進したことに気づかず、発進しなかった場合にブザー音とメーター内表示で通知。
AT誤発進抑制制御機能
前方誤発進抑制制御機能
ステレオカメラにより、前方4m以内に車両や壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「前進」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を制御。これは昨今のお年寄りの事故の抑制にはとてもよい機能です。
後方誤発進抑制制御機能
リアバンパーに内蔵されたソナーセンサーにより、後方2~3m以内に壁などの障害物を検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたままアクセルペダルを踏み込んだ場合、エンジン出力を制限することで、急発進を抑制。
ハイビームアシスト
ステレオカメラが対向車のヘッドランプなどの明るさを検知し、自動でハイビームとロービームを切り替え。
気になる燃費は?
もちろん、燃費も新型タントでは30km/Lを超えてくると予測されています。現在のタントの燃費値は最高28.0km/Lとなっていますが、新型タントでは30km/Lにアップしライバルを超えている模様です、現在のライバル車の燃費は以下。
- ホンダN-BOX:27.0km/L
- スズキスペーシア:30.0km/L
- 日産デイズルークス:22.2km/L
- ダイハツタント(現行):28.0km/L
ダイハツは以前より、「e:S(イース)テクノロジー」として、エンジン効率向上、CVTと車両の軽量化、走行抵抗低減などにより燃費を改善してきています。
ダイハツ・タントって?
そもそもダイハツ・タントはどのような軽自動車でしょうか?タントは2003年発売、圧倒的な室内の広さや視界の良さを特徴とし、2013年のフルモデルチェンジで3代目となります。エンジンは、直列3気筒DOHC12バルブ(52馬力)と、直列3気筒DOHC12バルブインタークーラターボ(64馬力)の2種類。

ノーマルモデル

ツートーンカラー
現行のラインアップは、エントリーモデルの「L」、キーフリーシステムやABS(EBD機能付)装備の「X」、最上級モデルの「G」、ターボエンジン搭載の「Xターボ」を設定しています。そのほかにもカスタム設定があり、ホイールは意匠をグレードアップしたラインナップがあります。安全装備としては前述のように、歩行者へのブレーキ対応を追加した衝突回避支援システム、スマートアシストIIIを搭載した「SA III」を全車に設定しています。現行のラインナップは以下(2018年3月時点)、このラインナップの多さが人気の理由かもしれません。
グレード名 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
L | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,220,400円 |
L SAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,285,200円 |
L | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 27.0km/l | 1,350,000円 |
X | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,355,400円 |
L SAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 27.0km/l | 1,414,800円 |
X SAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,420,200円 |
X | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,479,600円 |
X ホワイトアクセントSAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,485,000円 |
XリミテッドSAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,485,000円 |
Xターボ SAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 26.0km/l | 1,501,200円 |
カスタムX | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,528,200円 |
G SAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,533,600円 |
X SAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,544,400円 |
カスタムX SAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,593,000円 |
X ホワイトアクセントSAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,609,200円 |
XリミテッドSAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,609,200円 |
Xターボ SAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 24.6km/l | 1,625,400円 |
カスタムX トップエディションSAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,652,400円 |
カスタムX | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,652,400円 |
G SAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,657,800円 |
カスタムX トップエディションリミテッドSAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 28.0km/l | 1,684,800円 |
カスタムRS SAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 26.0km/l | 1,706,400円 |
カスタムX SAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,717,200円 |
カスタムRS トップエディションSAIII | 658cc | 5 | CVT | FF | 26.0km/l | 1,749,600円 |
カスタムX トップエディションSAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,776,600円 |
カスタムX トップエディションリミテッドSAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,809,000円 |
カスタムRS SAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 24.6km/l | 1,830,600円 |
カスタムRS トップエディションSAIII | 658cc | 5 | CVT | フルタイム4WD | 24.6km/l | 1,873,800円 |
ライバルは!?
もちろん、多くの方が知っているとおり、このクラスの競争は激しいです。特に最近はホンダのN-BOXが首位を独占状況でいかにしてN-BOXに追いつくかが軽自動車マーケットで重要になってきています。

人気のHonda N-BOX
まとめ!
今回、新型フルモデルチェンジとなる新型タント。コンセプトモデルのデザインからはとてもシンプルでミニマルな人気が出そうなモデルが予測されています。ぜひ、気になる方はぜひ下記ダイハツの公式サイトで最新情報をチェックしましょう。今後はティーザーサイトもオープンしてくると思われますので、展開は外車.COMでも随時情報をアップデートしていきたいと思います。
ダイハツ タントの公式サイトはこちらから