全軽自協(全国軽自動車協会連合会)より国内メーカーの軽自動車新車登録台数、1-11月実績が12月になり発表になりました。今回は軽自動車とその新型車情報について紹介します。国内の販売状況やモデル比較を参考にぜひお気に入りの一台を見つけてみてください。
2018年 1-11月 国内ブランド 軽登録台数
全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した軽自動車販売台数データ統計を元に各メーカーの販売台数、燃費、価格等の比較、検索、ソートができるようにまとめてみました。
メーカー | モデル | 2018年1-11月 販売台数 | 2017年1-11月 販売台数 | 前年度対比 | エントリー価格 | 燃費 | ミッション |
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ホンダ | N-BOX | 225,263 | 200,020 | 113% | 1,315,440円 | 27.0km/l | CVT |
スズキ | スペーシア | 139,961 | 96,006 | 146% | 1,274,400円 | 30.0km/l | CVT |
ダイハツ | ムーヴ | 126,689 | 131,300 | 97% | 1,112,400円 | 31.0km/l | CVT |
日産 | デイズ | 131,299 | 128,226 | 102% | 1,088,640円 | 23.0km/l | CVT |
ダイハツ | タント | 126,753 | 132,571 | 96% | 1,220,400円 | 28.0km/l | CVT |
ダイハツ | ミラ | 98,584 | 89,118 | 111% | 884,572円 | 24.2km/l | CVT / MT |
スズキ | ワゴンR | 101,247 | 106,427 | 95% | 1,078,920円 | 25.6km/l | CVT |
スズキ | アルト | 72,643 | 83,201 | 87% | 1,134,000円 | 37km/l | CVT / AT / MT |
スズキ | ハスラー | 60,179 | 68,406 | 88% | 1,100,520円 | 24.8km/l | CVT / MT |
参考資料:全軽自協(全国軽自動車協会連合会)) データ調査目的:2018年 国内メーカー、登録台数分析 調査方法:全軽自協統計 データ参照 調査期間:2018年 1月- 11月、登録実績台数・対象メーカー:国内自動車メーカー10社 調査実施:外車.COM(グラフ作成、まとめ)
軽自動車モデルのスペック比較
それでは、コンパクトSUVの代表モデルの主要スペック比較を以下に行います。それぞれ個性の違うモデルですので、販売台数や各モデルの特徴も合わせ自分にあった一台を見つけてみてください。比較の後にはそれぞれのモデルを詳しく見ていきます。
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スズキ | ホンダ | ダイハツ | 日産 | |
スペーシア | N-BOX | ワゴン R | デイズ | |
全長 mm | 3395 | 3395 | 3395 | 3395 |
全幅 mm | 1475 | 1475 | 1475 | 1475 |
全高 mm | 1785 | 1790 | 1650 | 1620 |
排気量 | 658cc | 658cc | 658cc | 658cc |
燃費 | 30km/l | 27km/l | 26.8km/l | 23km/l |
駆動方式 | FF 4WD | FF 4WD | FF 4WD | FF 4WD |
パワートレイン | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン |
エントリー価格 | 1,274,400円 | 1,315,440円 | 1,078,920円 | 1,088,640円 |

スズキ スペーシア
まずはスズキのスペーシアからの紹介です。スペーシアのコンセプトは手ごろなファミリーカーとして女性ドライバーを中心に拡大している軽ハイトワゴン市場に特化して作られた車。全方位的な進化を遂げている新型で、「スーツケース」をモチーフとしたデザインで、エクステリアは全体に丸みがありインテリアの形状もスーツケースのモチーフが使われています。フロント部には厚みがあるデザインで実際の広さだけでなく見た目にも広さや大きさを感じるデザイン。室内に関しても、より広い室内空間に、低床で開口を広くした乗り降りがしやすい後席両側スライドドアや、荷室高を拡大して大きな荷物も入れやすくなったラゲッジルームなど、利便性が向上しています。
最近のモデルチェンジは2017年12月。ラインアップは「ハイブリッドX」「ハイブリッドG」の2グレードがあり、そこに衝突被害軽減ブレーキの有無、そして2WD もしくは4WDが選べる仕様になっています。エンジン・パワートレインについては軽量で高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT」に、発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを全車搭載。さらに、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」では衝突被害軽減ブレーキと軽自動車で初めて後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を装備しています。
グレード名 | シフト | 衝突被害軽減 | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | ||
ハイブリッドG | CVT | なし | FF / 4WD | 30.0km/l | 26.4km/l | 1,274,400円 | 1,395,360円 |
ハイブリッドG | CVT | あり | FF / 4WD | 30.0km/l | 26.4km/l | 1,333,800円 | 1,454,760円 |
ハイブリッドX | CVT | なし | FF / 4WD | 28.2km/l | 26.4km/l | 1,409,400円 | 1,530,360円 |
ハイブリッドX | CVT | あり | FF / 4WD | 28.2km/l | 26.4km/l | 1,468,800円 | 1,589,760円 |
スズキ スペーシアの最新情報はこちらから
ホンダ N-BOX
N-BOXは日本に良いものをというコンセプトで展開されているNシリーズの主力モデルです。NシリーズにはNワゴン、N-ONE、N-BOX、N-VANなどのシリーズ展開があります。N-BOXにはエアロパーツをセットにした「N BOXカスタム」もラインナップされ、エクステリアの違いによりことなるユーザー層をターゲットしています。最新モデルではファミリーカーの新スタンダードとなることを目指して、プラットフォーム、パワートレインを新たに開発し、安全装備や助手席のスーパースライドシートなどの機能を追加し、さらに約80kg軽量化、そのため、優れた走行性能・低燃費・乗り心地を実現しています。また、先進の安全運転支援システムホンダ センシングをHondaの軽乗用車として初めて採用したモデルでもります。
N-BOXのラインアップは、安全装備のホンダセンシングを標準装備とした「G ホンダセンシング」「G・L ホンダセンシング」「G・Lターボ ホンダセンシング」「G・EX ホンダセンシング」「G・EXターボ ホンダセンシング」が基本の構成。そして、ベンチシート、スライドシートと仕様が別れています。そしてその設定はノーマル・カスタムとも基本同じです。
N-BOXモデル | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | ||
G | CVT | FF 4WD | 27.0km/l | 25.4km/l | 1,315,440円 | 1,446,120円 |
Gホンダセンシング | CVT | FF 4WD | 27.0km/l | 25.4km/l | 1,385,640円 | 1,516,320円 |
G L | CVT | FF 4WD | 27.0km/l | 25.4km/l | 1,428,840円 | 1,559,520円 |
G Lホンダセンシング | CVT | FF 4WD | 27.0km/l | 25.4km/l | 1,499,040円 | 1,629,720円 |
G EX | CVT | FF 4WD | 27.0km/l | 24.2km/l | 1,526,040円 | 1,656,720円 |
G EXホンダセンシング | CVT | FF 4WD | 27.0km/l | 24.2km/l | 1,596,240円 | 1,726,920円 |
G Lターボホンダセンシング | CVT | FF 4WD | 25.6km/l | 23.4km/l | 1,695,600円 | 1,826,280円 |
G EXターボホンダセンシング | CVT | FF 4WD | 25.6km/l | 23.4km/l | 1,749,600円 | 1,880,280円 |
ホンダ N-BOXの最新情報はこちら
スズキ ワゴンR
続いては、これまでスズキ最量販軽自動車となっていたワゴンRの紹介です。エクステリアの展開にはレギュラーモデルとより押し出しの強いワゴンRスティングレーの2種類があります。最新のワゴンRはは広くなった室内空間と軽ワゴンならではの使い勝手の良さをさらに向上させながら、幅広い世代のライフスタイルにあうような仕様となっています。またワゴンRの特徴はその価格と低燃費です。低燃費をささえるのはモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを搭載しており、軽量化と高剛性を両立した新プラットフォームスズキのHEARTECTを採用していることです。モーター機能付発電機を高出力化し、リチウムイオンバッテリーを大容量化したマイルドハイブリッドはでは33.4km/Lの低燃費を達成しています。
モデルラインナップとしては「ハイブリッドFZ」「ハイブリッドFX」よりシンプルな「FA」が設定されています。それぞれのグレードにはデュアルセンサーブレーキサポートなどを搭載したセーフティパッケージ装着の装着を選べます。駆動方式についても2WDとフルタイム4WDをラインアップしています。現在のモデルラインナップは以下。
グレード名 | セーフティー装備 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | ||
FA | なし | CVT | FF / 4WD | 26.8km/l | 25.4km/l | 1,078,920円 | 1,202,040円 |
ハイブリッドFX | なし | CVT | FF / 4WD | 33.4km/l | 30.4km/l | 1,177,200円 | 1,298,160円 |
ハイブリッドFX | あり | CVT | FF / 4WD | 33.4km/l | 30.4km/l | 1,273,320円 | 1,394,280円 |
ハイブリッドFZ | なし | CVT | FF / 4WD | 33.4km/l | 30.4km/l | 1,350,000円 | 1,470,960円 |
ハイブリッドFZ | あり | CVT | FF / 4WD | 33.4km/l | 30.4km/l | 1,409,400円 | 1,530,360円 |
スズキ ワゴンRの最新情報はこちらから
日産 デイズ
続いては日産が企画する軽自動車デイズの紹介です。日産と三菱両社が、デザインや購買等多方面で両社の強みを生かして商品企画と開発を行い商品展開するモデルです。商品企画の初期から協業を進め開発するというユニークなモデルです。三菱ではekというネーミングで発売されています。ラインアップは「J」「S」「X」を基本により押し出しの強い、「ハイウェイスター X」「ハイウェイスター G」を展開しています。最新モデルでは全車標準設定の「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の性能を向上し、踏み間違い衝突防止アシストも使用を改善しています。
グレード名 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | ||
J / J エマージェンシーブレーキ | CVT | FF | 23.0km/l | 23.0km/l | 1,088,640円 | 1,157,760円 |
X | CVT | FF | 25.8km/l | 22.0km/l | 1,306,800円 | 1,427,760円 |
S | CVT | 4WD | 22.0km/l | 1,318,680円 | ||
ハイウェイスター X | CVT | FF / 4WD | 25.8km/l | 22.0km/l | 1,442,880円 | 1,563,840円 |
ハイウェイスター G | CVT | FF / 4WD | 25.8km/l | 22.0km/l | 1,509,840円 | 1,630,800円 |
ハイウェイスター Gターボ | CVT | FF / 4WD | 23.2km/l | 21.8km/l | 1,520,640円 | 1,641,600円 |
まとめ
日本でも引き続き人気の軽自動車セグメント。日本の道路・環境事情に合わせ、燃費や走行性能を高めたたモデルも多く、選択の幅も多いです。今回は国内モデルの販売状況のまとめやモデルについて紹介しました。このクラスの車の買い替え予定の方は是非上のマーケット分析やモデル比較を元に自分だけの一台を見つけてくださいね。