みなさん、こんにちは。
ダイハツの人気軽自動車、ムーブ(Move)が8月1日マイナーモデルチェンジを行いましたので、そのまとめを行いたいとおもいます。これまでその安定したデザインとよりスポーティーなデザインのカスタムで人気のムーブ。どのような変更になったのでしょうか、現行モデルとも合わせ比較・レビューを行いました。
興味のある方は外車.COMのブログと合わせてダイハツ公式サイトへも
ムーブ (Move)って
ダイハツのワゴンRに対抗すべく1995年から発売を開始した軽自動車。車種展開はノーマルモデルのムーブとよりスポーティーでシャープなイメージを持つ「カスタム」をラインナップしました(1997年)
基本はOEM展開の車(同じ車のプラットフォームを色々なブランド・車で展開すること)です。それでは一挙に初代からの変遷を見てみましょう。
初代ムーブ(1995年から1998年)
2代目 1998年 – 2002年
3代目 2002年 – 2006年
4代目 L175/185S型(2006年 – 2010年)
5代目 2010年 – 2014年

6代目 現在の形 2014年 〜
デザイン的には、とても普遍的で誰にでも愛されそうなイメージの車があります。ちなみにこの現行型の6代目ムーヴは、JC08モードで31.0km/Lという低燃費と高い基本性能を実現したモデルでもあります。
今回マイナーモデルチェンジのムーブ
エクステリアの変更点は:
・フロントグリルにクロームメッキを採用
・新デザインの14インチアルミホイールを採用
上の写真と比べてみるとグリルが確かに存在感があり、より1クラス上の小型自動車のような雰囲気をもています。どこかミニバンの中堅車種と同じようなグリルになってきましたね。


モデルラインナップ
ラインアップは、キーレスエントリーなどを装備したベースグレードの「L」、14インチアルミホイールが標準の「X」があります。SA IIIとあるのは今回の目玉装備の「スマートアシストIII」の略となります。
Xにはターボエンジンモデルもラインナップされており、より走りにフォーカスしたモデルとなります。またプレミア感、上質感をもたせたモデルがムーブカスタムとなり、LEDヘッドライトや新しいリアコンビーネションライトを装備しています。
モデル |
エンジン | 駆動方式 | 価格 |
L | 直列3気筒0.66L | 2WD(FF) | 1,112,400円 |
4WD | 1,236,600円 | ||
L“SA III” | 2WD(FF) | 1,177,200円 | |
4WD | 1,301,400円 | ||
X | 2WD(FF) | 1,209,600円 | |
4WD | 1,333,800円 | ||
X“SA III” | 2WD(FF) | 1,274,400円 | |
4WD | 1,398,600円 | ||
X ターボ“SA III” | 直列3気筒0.66L turbo | 2WD(FF) | 1,350,000円 |
4WD | 1,474,200円 | ||
カスタムX | 直列3気筒0.66L | 2WD(FF) | 1,371,600円 |
4WD | 1,495,800円 | ||
カスタムX“Limited SA III” | 2WD(FF) | 1,490,400円 | |
4WD | 1,614,600円 | ||
カスタムRS“ハイパーSA III” | 直列3気筒0.66L turbo | 2WD(FF) | 1,625,400円 |
4WD | 1,749,600円 |
ムーブにはカスタムとノーマルがある
カスタムがこちら。縦のLEDラインといい、フロントマスク、フロントライトと合わせてとても押し出し感が強いデザインです。

リアサイドもこちら。だいぶん高級感が現れたデザインです。

インテリア
下のインテリアはX SA Ⅲ で、軽自動車にとどまらない内装を作り込んでいます。


カスタムのインテリアはより高級感があります。

安全システムは?
もちろん、安全システムも忘れていません。
今回のマイナーモデルチェンジでは2016年発売の「タント」で初採用した衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を採用しました。新しく設定された小型ステレオカメラによって歩行者の検知が可能になり歩行者にも「衝突回避支援ブレーキ」が作動します。
あとは、ライバル車と変わらない車線逸脱警報機能や誤発進抑制制御機能(前方・後方)を備えており、必要最低限の最新装備は搭載されています。

軽自動車カテリゴリーの売れ筋
軽自動車では基本寸法は決まっており、各社の個性を出そうと思っていますが、基本デザイン・骨格が変わらないため、その上の装飾や安全装備、室内空間で勝負をすることになります。
ちなみに、2017年7月の最新販売台数ランキングを下記します。ムーブも売れ筋ですが、なかなか競合も頑張っており、マーケットとしてはとても難しい状況のようです。
順位 | メーカー | 車名 | 販売台数(台) | 前年同月比(%) |
1 | ホンダ | N-BOX | 14,503 | 111.4 |
2 | 日産 | デイズ | 12,137 | 161.4 |
3 | ダイハツ | タント | 11,710 | 91.6 |
4 | ダイハツ | ミラ | 11,670 | 194.9 |
5 | スズキ | ワゴンR | 10,609 | 152.2 |
6 | ダイハツ | ムーヴ | 9,735 | 136.8 |
7 | スズキ | スペーシア | 8,173 | 120.8 |
8 | スズキ | アルト | 6,894 | 89.8 |
9 | スズキ | ハスラー | 5,822 | 86.8 |
10 | ホンダ | N-WGN | 4,858 | 78.9 |
まとめ
新しいくマイナーモデルチェジを行なったMove。同じ8月には31日に軽自動車の販売ランキング1位のHONDA N-BOXの新型も備えており、なかなか厳しい戦いが予測されます。
もちろん、消費者にとってはいろいろな選択肢が増えることでとても喜ばしいニュースですので、今後もアップデートしたいと思っています。
興味をお持ちの方はぜひ公式サイトもご利用ください。