今回は自販連の2018年1-10月の販売台数登録実績データが発表になりました。これまで国内ブランドのトヨタ、日産、ホンダ等についてまとめてきましたが、今回はマツダ(Mazda)のモデルについて代表モデルと今後の新型車情報ついて紹介します。国内の販売状況を参考にぜひお気に入りの一台を見つけてみてください。
2018年1-10月 国内メーカー 新車登録台数:
メーカー別の販売台数では2018年もトップでトヨタ自動車が登録台数をあげており、それに続いてホンダ、日産が並びます。台数別の並び替えや検索で、お気に入りのブランドの状況について比較できます。
普通自動車 | 軽自動車 | メーカー合計 | 2018年1-10月 合計 | 2018年 新車登録台数 | 20187年 新車登録台数 | 前年度対比 | |||
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9 | ダイハツ | Daihatsu | 17 | 3,772 | 3,789 | 28,558 | 28,558 | 22,173 | 129% |
2 | ホンダ | Honda | 13,607 | 17,294 | 30,901 | 318,166 | 318,166 | 323,480 | 98% |
7 | レクサス | Lexus | 3,770 | 3,770 | 46,932 | 46,932 | 34,861 | 135% | |
4 | マツダ | Mazda | 6,620 | 3,482 | 10,102 | 139,210 | 151,341 | 146,092 | 104% |
8 | 三菱 | Mitsubishi | 2,293 | 620 | 2,913 | 39,817 | 40,651 | 30,824 | 132% |
3 | 日産 | Nissan | 10,673 | 12,747 | 23,420 | 313,658 | 372,612 | 362,279 | 103% |
6 | スバル | Subaru | 10,360 | 156 | 10,516 | 101,932 | 101,932 | 124,274 | 82% |
5 | スズキ | Suzuki | 1,253 | 7,721 | 8,974 | 108,630 | 108,630 | 94,052 | 115% |
1 | トヨタ | Toyota | 54,519 | 57,037 | 111,556 | 1,093,635 | 1,233,659 | 1,312,005 | 94% |
SUVセグメントの主要モデルとマツダ車比較
マツダは中型SUVセグメントで存在感を発揮していますが、販売台数トップモデルの主要スペックの比較を以下に行います。それぞれ個性の違うモデルですので、販売台数や各モデルの特徴も合わせ自分にあった一台を見つけてみてください。比較の後にはそれぞれのモデルを詳しく見ていきます。
中型SUV 主要スペック |
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マツダ CX-5 | 日産 エクストレイル | トヨタ ハリヤー | 三菱 アウトランダー | スバル フォレスター | |
全長 mm | 4545 | 4690 | 4725 | 4695 | 4625 |
全幅 mm | 1840 | 1820 | 1835 | 1810 | 1815 |
全高 mm | 1690 | 1740 | 1690 | 1710 | 1715 |
排気量 | 1997cc | 1997cc | 1986cc | 1998cc | 2498cc |
燃費 | 16km/l | 16.4km/l | 16.0km/l | 16.0km/l | 14.6km/l |
駆動方式 | FF/ 4WD | FF/ 4WD | FF/ 4WD | FF/ 4WD | 4WD |
パワートレイン | ガソリン・ディーゼル | ガソリン | ガソリン | ガソリン | ガソリン |
エントリー価格 | 2,570,400円 | 2,197,800円 | 2,949,480円 | 2,668,680円 | 2,808,000円 |
マツダ Mazda CX-5
マツダが誇るクロスオーバーSUV「CX-5」です。当初のコンセプトはSKYACTIV(スカイアクティブ)技術をガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、トランスミッション、などに採用し、SUVという従来のカテゴリーに治らない、上質な走りと街中での使用も考慮し、優れた燃費性能を両立したモデルです。初代は2012年2月16日発売しました。その後、2016年には現在のデザインへモデルチェンジ。マツダでは珍しく、初代モデルから、5年足らずで初のフルモデルチェンジを実施しました。エクステリアは、前後トレッドを初代から約10mm拡大し、フロントライトもシャープで立体感のあるデザインへと変化しました。
現在のラインアップは、SKYACTIV‐G 2.0エンジンのガソリエンジンとSKYACTIV‐ディーゼル 2.2を搭載したモデルが販売されており、搭載装備によってプロアクティブ、Lパッケージ等に別れています。特にディーゼルに関しては、最大トルク420Nm発生し、低速から中速までレスポンスがよく、街乗りに優れたモデルとなり、高速道路では力強い走りを実現しています。ボディカラーはマツダカラーとなりつつある、特別塗装色ソウルレッドクリスタルメタリックを中心に8カラーの展開があります。
CX-5 ラインナップ | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | |
20S / 20S プロアクティブ | 1997cc | 6AT | FF | 16.0km/l | 2,462,400円 | 2,689,200円 |
XD / XD プロアクティブ | 2188cc | 6AT | フルタイム4WD | 17.6km/l | 3,002,400円 | 3,229,200円 |
XD Lパッケージ (FF /4WD) | 2188cc | 6AT | FF / 4WD | 18.0km/l | 3,299,400円 | 3,526,200円 |
25S Lパッケージ (FF / 4WD) | 2488cc | 6AT | FF | 14.8km/l | 2,986,200円 | 3,213,000円 |
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日産エクストレイル
ミディアムSUVでは本格派としてデビューした日産エクストレイル(X-TRAIL)、現行モデルではよりクロスオーナーSUVとなり、ユーザー層を広めたモデルです。もともとは1997年の第32回東京モーターショーに出品されていた、トレイルランナーをルーツとしたモデルとして発売されました。開発当初は低価格で大人が十分に楽しむことのできる本格派のタフギアとして、コンセプトが作られ、トヨタのRAV-4やホンダのCH-Rの対抗馬として開発されたモデルです。多くのライバル社がその後、より街乗りを重視したクロスオーバー型に変更するのを尻目に、エクストレイルは全モデルまでオーセンティックなSUVクロカンスタイルを貫いてきました。2013年12月にはクロスオーバーSUVの世界的な流れを受けて、現行のデザインへと変更となりました。
ラインアップは、2.0リッターガソリンをベースに5人乗りの2列シート車と7人乗りの3列シートが設定されており、それに、FF/4WDのチョイスそして、エマージェンシーブレーキの搭載・非搭載を選ぶことができます。安全装備についてはアラウンドビューモニターやインテリジェントパーキングアシストなどと、ナビゲーションやオーディオをコントロールするステアリングスイッチと連携により、使い勝手を向上させたNissan Connectナビゲーションシステムが採用されています。エクストレイルについては2022年へ向けて日産の電動化宣言にともなり、次のモデルではe-POWERを採用した電動化モデルの予測もされています。
エクストレイル (4WD) ラインナップ | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 | 価格 | |
20S | 1997cc | CVT | フルタイム4WD | 5名 | 16.0km/l | 2,259,600円 | ー |
20X / 20X (7シーター) | 1997cc | CVT | フルタイム4WD | 5名 / 7名 | 16.0km/l | 2,449,650円 | 2,520,000円 |
20X エマージェンシーブレーキパッケージ / 7シーター | 1997cc | CVT | フルタイム4WD | 5名 / 7名 | 16.0km/l | 2,527,350円 | 2,597,700円 |
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トヨタ ハリアー
トヨタハリアー(HARRIER)は、息の長いトヨタのSUVモデルで、高級ラグジュアリーSUVの元祖ともいえる代表的なモデルです。1997年に初代ハリアーはラグジュアリーなクロスオーバーSUVとしてデビュー、当初のコンセプトはワイルド・バット・フォーマルというコピーで、初の街乗りSUVとして、新しいセグメントを開拓するとともに、瞬く間に人気のモデルとなりました。2003年に2代目ハリアーが登場、2005年にはハイブリッド仕様も追加となりました。その後、その人気はそのままに、アメリカ市場では、レクサス「RX」として販売が開始されました。そして、ハリアーのベースはいま人気のレクサスRXに繋がっています。現在では海外市場ではレクサスRXとして、日本市場ではそのハリアーのネームバリューから両方のブランド・車種で販売されています。
ラインアップは、「プログレス」「プレミアム」「エレガンス」と別れており、ガソリン車とハイブリッド車のラインアップ、ガソリン車は2WDと4WDから駆動方式を選択可能です。グレードによって、18インチのアルミホイールや17インチのアルミホールを選択可能です。
スバル フォレスター
続いては、スバルの本格的SUVのフォレスターです。新型フォレスターのフルモデルチェンジは2018年6月発表、2018年7月19日に発売を開始され、さらに、2018年9月にはマイルドハイブリッドモデル e-BOXERを追加となり、このセグメントではとても新しいモデルとなります。スバル フォレスターはスバルのシンメトリカルAWDを基本として、走行性能、安全性能、環境性能といった性能を進化させたモデルとなります。最新のモデルチェンジでは、外装&内装デザインをアップデートし、次世代エンジンの搭載、PHEVラインナップの投入、スバルグローバルプラットフォームが採用されました。
現行のモデルラインアップについては以下となります。安全装備に関しても、ステレオカメラを用いた先進運転支援システム「アイサイト・ツーリングアシスト」を標準搭載。本格的なSUVとしての使用から街乗りまで、幅広く対応したモデルとなります。今回新しいスバルのプラットフォームを導入することで、クラストップレベルの衝突安全性能・危険回避性能や、ドライバーの意志に忠実なハンドリング・快適な乗り心地も可能となってモデルです。
フォレスター | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 | 価格 |
ツーリング | 2498cc | CVT | 4WD | 5名 | 14.6km/l | 2,808,000円 |
Xブレイク | 2498cc | CVT | 4WD | 5名 | 14.6km/l | 2,916,000円 |
プレミアム | 2498cc | CVT | 4WD | 5名 | 14.6km/l | 3,024,000円 |
アドバンス | 1995cc | CVT | 4WD | 5名 | 18.6km/l | 3,099,600円 |
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マツダ アクセラ フルモデルチェンジ
ここらからはマツダのミディアムハッチバック「アクセラ」の紹介です。SUVよりスポーティーですが、マツダを代表する、スポーツコンパクトの3代目マツダアクセラシリーズです。バリエーションには、5ドアハッチバック「アクセラスポーツ」、4ドアセダン「アクセラ」、ハイブリッドモデル「アクセラハイブリッド」が存在します。海外名は「Mazda 3」として販売されています。アクセラについては、2018年11月に新型フルモデルチェンジの発表が予定されています。また、発表は2019年3月以降に販売となっています。注目は次世代エンジン「SKYACTIV-X」を搭載するということです。アクセラのコンセプトモデルはそこで発表された「マツダ 魁 CONCEPT」となります。
「SKYACTIV技術」によりガソリンとディーゼル双方のラインナップをもっています。パワートレインに関しては、SKYACTIV‐G 1.5搭載とクリーンディーゼルエンジンSKYACTIV‐D 2.2を搭載したモデルがあります。そこに本革シートや安全装備を備えた各グレードが存在しています。各モデルに6MT(マニュアル)と4WDの全輪駆動モデルが存在しますので、かなり幅広いラインナップとなっており、マツダの先進安全技術「i‐ACTIVSENSE」も標準装備となっています。
グレード名 | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 | 価格 |
15S | 1496cc | 6AT | FF | 5名 | 20.6km/l | 1,954,800円 |
15Sプロアクティブ / Lパッケージ | 1496cc | 6AT | FF | 5名 | 20.6km/l | 2,149,200円 / 2,397,600円 |
15XD | 1498cc | 6AT | FF | 5名 | 21.6km/l | 2,338,200円 |
15XDプロアクティブ / Lパッケージ | 1498cc | 6AT | FF | 5名 | 21.6km/l | 2,440,800円 / 2,689,200円 |
22XD プロアクティブ / Lパッケージ | 2188cc | 6AT | FF | 5名 | 19.6km/l | 2,791,800円 / 3,088,800円 |
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新型カローラ スポーツ
マツダのアクセラとライバルになるのは、こちらも最近モデルチェンジを行ったトヨタの新型カローラ。カローラは日本では非常に有名な車で、今回2018年3月28日〜4月8日に開催されたニューヨーク国際オートショー2018で新型カローラハッチバックで初公開されました。カローラスポーツは「コネクティッド」と「クルマ本来の楽しさ」を融合したコネクティッドカーとしてコンセプトされています。ラインアップは、1.8Lエンジン+ハイブリッドシステムを搭載した「ハイブリッド」1.2L直噴ターボエンジンを搭載したガソリンモデルを設定。ハイブリッドモデルでは低燃費34.2kmLをJC08モード走行燃費で達成し、非常に燃費効率がよく、エクステリアもTNGAプラットフォームの採用により、低重心でワイドなワイド&ローのスタイルとなっており、マツダの新型アクセラのライバルとなります。ランナップは以下となります。
グレード名 | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
G X / G | 1196cc | CVT | FF | 19.6km/l | 2,138,400円 / 2,257,200円 |
G Z | 1196cc | CVT | FF | 18.0km/l | 2,419,200円 |
ハイブリッドG X / G | 1797cc | CVT | FF | 34.2km/l | 2,419,200円 / 2,527,200円 |
ハイブリッドG Z | 1797cc | CVT | FF | 30.0km/l | 2,689,200円 |
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まとめ
今回は2018年1-10月最新の国内メーカーの売上販売台数を元に、マツダの販売状況と代表的な車をまとめました。独自のエンジンコンセプトでトップメーカーへチャレンジするマツダ。」今年車を買い替え予定の方は是非、上の自動車マーケット分析や新モデルの情報を元に比較・検討して自分だけの一台を見つけてくださいね。