軽自動車 2018年上半期国内販売状況と新型モデル紹介





2018年も後半戦となりました。連日35度の猛暑が続き、熱中症には気をつけたいところ。そんな日には車で軽井沢とかにドライブに行ってみたいですね。先日、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)より1-6月の国内メーカーの軽自動車、車種別新車登録台数の確定台数が発表になりましたので、今年の上半期はどんな軽自動車がよく販売されたのか、また2018年各メーカーから販売予定の軽自動車を紹介します。

2018年上半期(1-6月)の国内 軽自動車 登録台数

全軽自協の2018年上半期の販売台数データを元に、販売台数の比較、検索、ソートできるようにまとめてみました。もしこれから車の購入を考えている方がいましたら、是非このデータを参考して自分にぴったりの車を選んでみてください。

順位メーカー名モデル
(全グレード含む)
2018年
(1-6月)
2017年
(1-6月)
伸び率
(前年度対比)
1ホンダN-BOX1275481062301.201
2スズキスペーシア79718577631.38
3ダイハツムーヴ74109721671.027
4ダイハツタント71809806070.891
5日産デイズ71778767070.936
6スズキワゴンR61987572051.084
7ダイハツミラ50138456321.099
8スズキアルト43365509150.852
9ホンダN-WGN35783444360.805
10スズキハスラー32226415750.775
11三菱eK24083220211.094
12ダイハツキャスト23922271300.882
13ダイハツウェイク15236158530.961
14トヨタピクシス13489103021.309
15ホンダN-ONE959265571.463

参考資料:全軽自協統計データ 調査目的:2018年上半期軽自動車登録台数分析 調査方法:全軽自協統計データ参照 調査期間:2018 1月-6月、登録実績台数、対象メーカー:国内自動車メーカー6社、調査実施:外車.COM(グラフ作成、まとめ)

2018年の軽自動車 国内販売状況:

軽でも安いからではなく、普通乗用車と同じ機能が必要とされており、軽自動車の販売首位はホンダ「N-BOX」。2位は同じく使い勝手の良いスズキ「スペーシア」。これまで通り、人気抜群の第一位はホンダ「N-BOX」となりました。日本人の使い勝手や環境を最大限に考慮したモデルで、2011年の初代発売から2013年、2015年、2016年には軽自動車の最多販売車種となっています。スズキも同様のコンセプトのスペーシアで健闘中。N-BOXと同様、ベースモデルとカスタムモデルでよりスポーティーに男性向けを狙ったラインを追加して、幅広いセグメントにアピールしています。ダイハツもムーブ・タントで3-4位を締めており、総台数ではシェアが高くなっています。また、1位2位のN-Boxとスペーシアの前年度対比をみると、軒並み100%以上でこの2車種の人気の高さが伺えます。2018年の上半期の実績からわかるように引き続き軽自動車は人気のセグメントです。

国内軽自動車市場をグラフで人気モデルを見てみる

それでは、1−6月の登録台数をグラフ化にしてみます。そうすると、多くのモデルがありますが、はやりN-BOXがダントツの首位と言うことがわかります。

2018年1-6月 軽自動車 登録台数順位 参考資料:全軽自協 統計データ 調査目的:2018年上半期登録台数分析 調査方法:全軽自協 統計データ参照 調査期間:2018 1月-6月、登録実績台数、対象メーカー:国内自動車メーカー6社、調査実施:外車.COM(グラフ作成、まとめ)

市場をメーカー別のシェアでみてみる

もちろん、単体の車種で突出しても、順位は中盤でも多くモデルが入っているメーカーもあります。軽自動車の人気セグメントでどのようなメーカーが強いのか下記のセグメントでみてみましょう。

2018年1-6月 軽自動車 登録台数順位 参考資料:全軽自協 統計データ 調査目的:2018年上半期登録台数分析 調査方法:全軽自協 統計データ参照 調査期間:2018 1月-6月、登録実績台数、対象メーカー:国内自動車メーカー6社、調査実施:外車.COM(グラフ作成、まとめ)

ホンダのN-Boxはダントツの首位をキープしていますが、シェアは22%、一方ダイハツはタントなど複数のモデルがランクインしているので、それを合わせると32%と、実はシェアが一番高いブランドです。そして、スズキも同様に多くの軽自動車を揃えています。このように、販売台数をグラフ化することにより、どんなモデルが世の中で人気か分かりやすくなってきます。他の人が持っているから信頼が置ける、また、他の人の車とは被りたくないなど、色々な購入理由があると思いますが、是非上記二つの表を参考に車選びをしてみてください。それでは、実際に各メーカーの代表的な軽自動車と新型車を以下に紹介します。

ホンダ 新型 N-Box

N-Boxとは、2011年から発売され、長年軽自動車の販売台数首位を走っているモデル。通常のN-Boxに加え、エアロパーツをまとったN BOXカスタムをラインナップしており、好みによってモデルのエクステリアを選ぶことができます。また、本来のファミリーカーと使い方の改善・向上として、パワートレインを新たに開発するだけではなく、安全装備やや助手席スーパースライドシートなども装備しています。また、安全運転支援システムの「Honda SENSING/ ホンダ センシング」を全タイプに標準装備として、全方位的に弱点がないモデル構成です。

カスタムバージョン

ホンダの売り上げ比率の発表によると新型N-BOXとN-BOXカスタムの構成比はN-BOXが44%、N-BOXカスタムが56%と、N-BOXカスタムの人気が特に高い様です。直近では2017年の9月からあたらしくモデルチェンジを行っており、その首位の座を確保しているモデルです。

N-Boxのラインナップ

N-BOXのラインアップは、安全装備である、ホンダセンシングを標準装備として「G ホンダセンシング」、「G・L ホンダセンシング」、「G・Lターボ ホンダセンシング」、「G・EX ホンダセンシング」、「G・EXターボ ホンダセンシング」が基本の構成で、そこにベンチシート、スライドシート、スロープ仕様と別れています。そして、この設定はノーマル・カスタムとも基本同じです。まとめるとこのような仕様体系になります。通常の仕様ではスーパースライド仕様とベンチ仕様がベースのモデルとなります。

スーパースライドシート
N-BOX G EXターボ Honda SENSING
N-BOX G EX Honda SENSING
ベンチシート
N-BOX G Lターボ Honda SENSING
N-BOX G L Honda SENSING
N-BOX G Honda SENSING
スーパースライドシート
N-BOX Custom G EXターボ Honda SENSING
N-BOX Custom G EX Honda SENSING
ベンチシート
N-BOX Custom G Lターボ Honda SENSING

通常モデル N-Boxの場合価格は138万円からの設定で、スライドシート仕様の4WDは188万円。内装のスーパースライドシートに関しては、軽自動車でも車の中で過ごすことが多くなると思うので、このシートがあれば前席でもかなりくつろげます。以下のような違いがあります。

N-Box スライド仕様とノーマルなベンチ仕様の違い

安全装備はどのグレードをとっても全て標準装備のホンダセンシング。エクステリアはノーマル・カスタムが選べます。是非、自分にあったN-Boxを発見してみてください。

ホンダ N-Boxの最新モデル情報はこちらから

スズキ 新型スペーシア

続いては、スズキの屋台骨、軽自動車スペーシアです。スペーシアのコンセプトは手ごろなファミリーカーとして女性ドライバーを中心に拡大している軽ハイトワゴン市場に特化して作られた車。広い室内空間と低燃費の軽ワゴンを具現化したようなモデルです。直近のモデルチェンジは2017年12月。ラインアップは、「ハイブリッドX」、「ハイブリッドG」の2グレードがあり、そこに衝突被害軽減ブレーキの有無、そして2WD もしくは4WDが選べる構成になっています。エンジン・パワートレインについては軽量で高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」に、発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを全車搭載しています。さらに、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」では衝突被害軽減ブレーキと軽自動車で初めて後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を装備することで、前後の衝突予防にも最大限の配慮があり、軽自動車セグメントではホンダのホンダセンシングとならびトップの安全性能です。

軽ハイトワゴン市場という市場を確率したスペーシア

現在のラインナップとグレードをまとめると以下のようになります。スペーシアのモデル体系は比較的シンプルです。そして最先端の安全装備をつけたモデルのハイブリッドFFでも価格は146万の設定です。

グレード名 安全装備 燃費 価格
ハイブリッドG (FF) 衝突被害軽減ブレーキ装着車 30.0km/l 1,333,800円
ハイブリッドG (4WD) 衝突被害軽減ブレーキ装着車 26.4km/l 1,454,760円
ハイブリッドX (FF) 衝突被害軽減ブレーキ装着車 28.2km/l 1,468,800円
ハイブリッドX (4WD) 衝突被害軽減ブレーキ装着車 26.4km/l 1,589,760円

ライバルであるホンダN-Boxとインテリアを比較してみます。インテリアについては、N-Boxdのミニマルでシンプルなインテリアとスペーシアのスーツケースをコンセプトにしたユニークなインテリア。モデルを選ぶ際に参考にしてみてください。

Spacia vs. N-Boxのインテリア 外車.COMまとめ

スズキスペーシアの最新モデルはこちらから

ダイハツ 新型 ムーブ (Move)

つづいては3番目の登録台数になっているダイハツの旗艦モデル「ムーブ」です。コンセプトは塊感と立体感あるデザイン。上記したホンダのN-Boxやスズキのスペーシアの軽ハイトワゴンの昨今人気のデザインとはすこし異なり、より普通乗用車的なアプローチのデザインのモデルです。また、ムーブについても上質感を表現した「ムーヴ」、よりアグレッシブで迫力と存在感を表現した「カスタム」の2タイプの設定があります。

シンプルで上質感のあるコンセプトが人気のムーブ

ラインナップについてはキーレスエントリーなどを装備した「L」、14インチアルミホイールが標準装備の「X」、福祉車両の「フロントシートリフト L」があります。カスタムには「カスタム X」というベースラインがあり、ターボエンジン搭載の「カスタム RS」を上位においています。またダイハツの安全装備である「スマートアシストII」を搭載した「SA II」を全グレードに設定。非常に複雑なモデル体系で、こちらも4WDの設定が各グレードにあります。

ノーマルグレード 駆動方式 燃費 価格
FF 31.0km/l 1,134,000円
L SAII FF 31.0km/l 1,209,600円
FF 31.0km/l 1,252,800円
Xターボ FF 27.4km/l 1,317,600円
X SAII FF 31.0km/l 1,317,600円
Xターボ SAII FF 27.4km/l 1,382,400円
カスタム グレード
カスタム X FF 31.0km/l 1,404,000円
カスタム X SAII FF 31.0km/l 1,468,800円
カスタム X ハイパーSAII FF 31.0km/l 1,490,400円
カスタム RS FF 27.4km/l 1,539,000円
カスタム RS SAII FF 27.4km/l 1,603,800円
カスタム RS ハイパーSAII FF 27.4km/l 1,625,400円


ダイハツの車両本体価格はほかの人気モデルであるN-BoxやSpaciaよりも控えめです。ノーマルグレードですとSA IIで人気の安全装備を装着し、ターボモデルにも。そして上位グレードのXを選択しても138万円。ターボを装着することで、高速でのドライブにも快適になります。また、ダイハツ・トヨタとの協業により部品を共通化することで、品質を落とすことなくコストダウンが計られているのも特徴です。

ダイハツ ムーブの最新モデルはこちらから

ダイハツ タント (tanto)

続いてもダイハツからの軽自動車、ダイハツ「タント」。直近のモデルチェンジは2017年12月と最近です。そもそも2003年に発売された、タント。圧倒的な室内の広さや視界の良さを特徴とし、2013年のフルモデルチェンジで3代目となります。エンジンは直列3気筒DOHC12バルブで52馬力と64馬力の2種類をラインナップしています。グレードではエントリーモデルの「L」、キーフリーシステムやABS(EBD機能付)装備の「X」、最上級モデルの「G」、ターボエンジン搭載の「Xターボ」となっています。タントについても通常のノーマルに加えてカスタムというよりアグレッシブなエクステリアを持つモデルを用意しており、幅広い層に訴求したモデルです。

ムーブと同じ様に、ダイハツの安全装備である「スマートアシストIII」を搭載した「SA III」を全グレードに設定しています。ムーブはスマートアシストIIでしたが、こちらはIII。スマートアシストIIIは、世界最小の「小型ステレオカメラ」を採用し、衝突回避支援ブレーキ機能が歩行者にも対応、作動速度域の拡大を実現したことで、従来よりもさらに安全性を向上したシステムです。現行のラインナップは以下のようになっています。

グレード名 燃費 価格
ノーマル
28.0km/l 1,220,400円
L SAIII 28.0km/l 1,285,200円
28.0km/l 1,355,400円
X SAIII 28.0km/l 1,420,200円
X ホワイトアクセントSAIII 28.0km/l 1,485,000円
Xターボ SAIII 26.0km/l 1,501,200円
G SAIII 28.0km/l 1,533,600円
カスタム
カスタムX 28.0km/l 1,528,200円
カスタムX SAIII 28.0km/l 1,593,000円
カスタムX トップエディションSAIII 28.0km/l 1,652,400円
カスタムRS SAIII 26.0km/l 1,706,400円
カスタムRS トップエディションSAIII 26.0km/l 1,749,600円

ダイハツの人気車種「タント」はフルモデルチェンジを予定していて、昨年の東京モーターショー2017で新型タントのconceptモデルと呼ばれた「DN U-SPACE」を世界初披露しています。その市販時期は2018年、今年の10月前後が予測されており、軽自動車を考えている人には強力な選択肢の一つになります。

新型タントとは

現行のコンセプトをキープし、人気の「ミラクルオープンドア」を採用した両側スライドドアのモデルとなります。そしてこちらが東京モーターショーで公開された次期、フルモデルチェンジコンセプトです。その内容については、新型デザインの採用「DN U-SPACE(ディーエヌ ユースペース)」そして「ミラクルオープンドア」を採用したデザイン・構造で、新開発プラットフォームDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を採用し、軽量化と燃費改良を予定しています。また、さらに安全装備の向上も見込まれています。

ミニマルなデザイン

ダイハツ タントの最新モデルはこちら

スズキ 新型ジムニー (Jimny)

そして、今年一番の軽自動車の目玉は、スズキジムニーの新型化。ノーマルのジムニーは軽自動車部門であり、常に一定の人気を誇っています。ディーラーではすでに1年待ちのバックオーダーとなっています。

モデル体系として、グレードは、「XG」、「XL」、「XC」をラインアップ。ジムニー専用にチューニングしたR06A型ターボエンジンを搭載しもちろん、トランスミッションは5速MTと、4速ATの2つから選択できます。「新開発ラダーフレーム」に、「FRレイアウト」、「副変速機付パートタイム4WD」、「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」というジムニー伝統の車体構成を継承しています。また最新型となり、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を搭載するなど安全装備を充実したXCのグレードもあります。ミッションはマニュアルとオートマから選択可能。価格はエントリーのXGが145万、XCのオートマが185万円となり、モデルの装備レベルも高くなった新型です。

スズキジムニーの最新モデルははこちらから

まとめ:

日本独自のセグメントである、軽自動車。日本の道路・環境事情に合わせたモデルです。今回は国内の軽自動車の販売状況のまとめと軽自動車代表車種について紹介しました。今年軽自動車を買い替え予定の方は是非上の軽自動車マーケットの分析や新モデルの情報を元に自分だけの一台を見つけてください。