自販連(日本自動車販売協会連合会)より国内メーカーの新車登録台数、4-9月実績が10月になり発表になりました。今回はコンパクトSUVとその新型車情報について紹介します。国内の販売状況やモデル比較を参考にぜひお気に入りの一台を見つけてみてください。
2018年 4-9月 国内ブランド登録台数
自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した輸入車販売台数データ統計を元にコンパクトSUV車の販売台数、燃費、価格等の比較、検索、ソートができるようにまとめてみました。
モデル | メーカー | ボディータイプ | ハイブリッド EV | 2018年4-9月 登録台数 | 前年比 | エントリー 価格 | 燃費 |
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C-HR | トヨタ | コンパクトSUV | ハイブリッド | 36,344 | 59.9 | 2,290,000円 | 16.4km/l |
ヴェゼル | ホンダ | コンパクトSUV | ハイブリッド | 28,377 | 88.3 | 1,965,000円 | 21.2km/l |
エクストレイル | 日産 | ミディアムSUV | ガソリン | 22,511 | 93 | 2,197,800円 | 16.4km/l |
CX-5 | マツダ | ミディアムSUV | ガソリン/ディーゼル | 16,923 | 98.9 | 2,570,400円 | 16.0km/l |
フォレスター | SUBARU | ミディアムSUV | ハイブリッド | 14,354 | 139.3 | 2,419,200円 | 16.0km/l |
CX-8 | マツダ | ラージSUV | ガソリン/ディーゼル | 14,048 | - | 2,894,400円 | 12.0km/l |
CX-3 | マツダ | コンパクトSUV | ガソリン/ディーゼル | 8,059 | 107 | 2,127,600円 | 17.0km/l |
エリプスクロス | 三菱 | コンパクトSUV | ガソリン | 5,171 | - | 2,532,600円 | 15.0km/l |
アウトランダー | 三菱 | ミディアムSUV | ガソリン/PHEV | 3,892 | 106.8 | 4,182,840円 | 18.6km/l (PHEV) |
参考資料:自販連(日本自動車販売協会連合会) データ調査目的:2018年 国内メーカー、登録台数分析 調査方法:自販連統計 データ参照 調査期間:2018年 4月- 9月、登録実績台数・対象メーカー:国内自動車メーカー10社 調査実施:外車.COM(グラフ作成、まとめ)
コンパクト SUVのスペック比較
それでは、コンパクトSUVの代表モデルの主要スペック比較を以下に行います。それぞれ個性の違うモデルですので、販売台数や各モデルの特徴も合わせ自分にあった一台を見つけてみてください。比較の後にはそれぞれのモデルを詳しく見ていきます。
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トヨタ | ホンダ | マツダ | 三菱 | |
C-HR | ヴェセル | CX-3 | エクリプスクロス | |
全長 mm | 4360 | 4330 | 4275 | 4405 |
全幅 mm | 1795 | 1770 | 1765 | 1805 |
全高 mm | 1550 | 1605 | 1550 | 1685 |
排気量 | 1196cc | 1496cc | 1997cc | 1498cc |
燃費 | 16.4km/l | 21.2km/l | 17.0km/l (ガソリン) | 15.0km/l |
駆動方式 | FF 4WD | FF 4WD | FF 4WD | FF 4WD |
パワートレイン | ガソリン | ガソリン | ガソリン・ディーゼル | ガソリン |
エントリー価格 | 2,290,000円 | 1,965,000円 | 2,127,600円 | 2,532,600円 |
トヨタ C-HR
まずは小型SUVとして販売台数が多い、トヨタ C-HRについて紹介します。C-HRとは「もっといいクルマづくり」の実現に向けたクルマづくりの構造改革、TNGA(Toyota New Global Architecture)の第2弾として発売されたトヨタのSUVです。ニュルブルクリンクを始めとする世界の様々な道での走行テスト・欧州の一般道路でのステアリングやショックアブソーバーのチューニングなど、これまでのSUVとは異なり、走行性能を根底に設計・開発されたモデルでもあります。C-HR属するクロスオーバーSUVセグメントにつてはデザインの外観を好むユーザーが多く、C-HRに関しても、昨今のトヨタのデザインモチーフ「キーンルック」やアンダープライオリティなどのデザイン要素を取り込み、大胆なプロポーションとスタイリングを実現しています。パワートレインに関しては1.8Lの4気筒ハイブリッドシステムと、1.2Lの4気筒ガソリンターボの設定。エクステリアだけでなく、インテリアも質感を高めたモデルで、安全装備もトヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備としています。
ラインアップは、高効率・小型・軽量化を追求した1.8リッターのハイブリッドシステムを搭載した「G」「S」、1.2リッターのガソリンモデルをS-T/G-Tがあり、「S」についてはコンパクトSUVクラストップレベルの30.2km/Lに到達しています。
グレード名 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 | 価格 |
S-T | 1196cc | 5 | CVT | FF | 5名 | 16.4km/l | 2,290,000円 |
G-T | 1196cc | 5 | CVT | FF | 5名 | 16.4km/l | 2,605,200円 |
S | 1797cc | 5 | CVT | FF | 5名 | 30.2km/l | 2,614,000円 |
G | 1797cc | 5 | CVT | FF | 5名 | 30.2km/l | 2,929,200円 |
トヨタ C-HRの最新情報はこちらから
ホンダ ヴェセル
続いてはC-HRの登場まで、小型SUVセグメントで首位を保っていたヴェゼルです。ホンダヴェセルとは、ホンダがセグメントの枠を超えた価値を高次元で融合させたSUVとして発売されました。海外マーケットでは一つ上のセグメントのSUV CR-Vの小型版としてHR-Vとして発売されているモデルです。当初はホンダが進めるグローバルオペレーション改革の一翼を担う車両として、フィットをベースに開発された小型SUVで、SUVのデザイン性とミニバンの使い勝手の良さ、とりまわしのしやすさを追求して開発されたモデルです。エクステリアは「Dynamic Cross Solid」というコンセプトを元に、SUVのような安定感のあるボディーとクーペライクなアッパーボディーというデザイン要素を一つに統合し、クロスオーバーSUVのマーケットを創出したモデルでもあります。パワートレインのラインナップにはハイブリッド車とガソリン車があり、双方が1.5Lエンジンを搭載しています。ハイブリッド車には最新のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i‐DCD」を搭載し、走りを追求したモデルでもあります。ハイブリッド車のラインナップは「ハイブリッド」「ハイブリッドX」「ハイブリッドX・ホンダセンシング」「ハイブリッドZ・ホンダセンシング」「ハイブリッドRS・ホンダセンシング」があり、ガソリン車には「G」「X」をベースにホンダセンシングの有無でトリム設定があります。
排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | |||
G | 1496cc | CVT | FF / 4WD | 21.2km/l | 19.6km/l | 1,965,000円 | 2,181,000円 |
G・ホンダセンシング | 1496cc | CVT | FF / 4WD | 21.2km/l | 19.6km/l | 2,075,000円 | 2,291,000円 |
X | 1496cc | CVT | FF / 4WD | 21.2km/l | 19.6km/l | 2,095,000円 | 2,311,000円 |
X・ホンダセンシング | 1496cc | CVT | FF / 4WD | 21.2km/l | 19.6km/l | 2,165,000円 | 2,381,000円 |
ハイブリッド | 1496cc | 7AT | FF / 4WD | 27.0km/l | 23.2km/l | 2,350,000円 | 2,566,000円 |
ハイブリッド・ホンダセンシング | 1496cc | 7AT | FF / 4WD | 27.0km/l | 23.2km/l | 2,460,000円 | 2,676,000円 |
ハイブリッドZ・ホンダセンシング | 1496cc | 7AT | FF / 4WD | 23.4km/l | 21.6km/l | 2,710,000円 | 2,926,000円 |
ハイブリッドRS・ホンダセンシング | 1496cc | 7AT | FF / 4WD | 25.6km/l | 2,810,000円 |
ホンダ ヴェゼルの最新情報はこちら
Mazda マツダ CX-3
続いては、マツダのコンパクトクロスオーバーSUVのCX‐3です。今年のマイナーモデルチェンジにて「気品ある美しさと先鋭さ」をテーマに、操縦安定性、エンジン、デザイン、安全性能を向上させたSUVです。同じSUVのCX-5は兄弟車。前モデルは「XD」「XD プロアクティブ」「XD Lパッケージ」を設定して、クリーンディーゼルエンジンSKYACTIV‐D 1.5 専用車として設定されていました。今年より、マツダ初採用となる新開発クリーンディーゼルエンジンSKYACTIV‐D 1.8が導入され、最高出力116馬力、最大トルク270Nmを発生し「XD」「XD プロアクティブ」「XD プロアクティブ Sパッケージ」「XD Lパッケージ」などが装備に合わせて変更されています。また導入が開始されたガソリンエンジンはSKYACTIV‐G 2.0で直列4気筒のエンジンモデルとなり、ラインナップは「20S」「20S プロアクティブ」が展開されています。駆動方式もマツダの新世代4WDシステムi-ACTIV AWDを設定しています。ガソリンエンジン車は、2018年10月以降に表示が義務化される燃費モードWLTCモードの認可を先行して取得しています。
また、安全装備についてもマツダの先進安全技術「i‐ACTIVSENSE」を全車に標準装備し、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する安全運転サポート車の最高ランク、サポカーS・ワイドに全車が該当しています。
CX-3 ガソリンエンジン | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | ||
20S | 1997cc | 6AT | FF / 4WD | 17.0km/l | 16.6km/l | 2,106,000円 | 2,332,000円 |
20S プロアクティブ | 1997cc | 6AT | FF / 4WD | 17.0km/l | 16.6km/l | 2,284,200円 | 2,510,200円 |
20S Lパッケージ | 1997cc | 6AT | FF | 17.0km/l | 2,538,000円 | ||
20S Lパッケージ | 1997cc | 6AT | 4WD | 16.6km/l | 2,764,000円 |
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三菱 エクリプスクロス
SUVでありながら、クーペフォルムとダイナミックなスタイルを持つ三菱のSUVエクリプスクロスの紹介です。三菱のSUVラインナップであるコンパクトSUVのRVRとミッドサイズSUVアウトランダーと同じグループに位置するコンパクトSUVモデルです。三菱自動車のグローバル戦略車として、2017年10月にヨーロッパで発売開始をされました。その後は2018年からはアメリカでも販売されています。フロントデザインには、最新の三菱のデザインアイコンである「ダイナミックシールド」を採用しています。そのシャープなLEDヘッドライトや際立ったラインなどにより、より筋肉質なクーペSUVを目指して開発されました。
パワートレインに関しては新開発したの1.5リッターダウンサイジングガソリンターボエンジンを採用。駆動方式は2WDと4WDの双方をラインナップしています。そのグレードと装備によって「M」「G」「G プラスパッケージ」というグレード設定です。インテリアはブラックとシルバーのモノトーン仕様でスポーティでありながら上質な室内空間に仕上がっています。インフォテイメントにはスマートフォンとの連携機能を追加したスマートフォン連携ディスプレイオーディオ「SDA」が用意されています。
エクリプスプロス | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | ||
M | 1498cc | CVT | FF / 4WD | 15.0km/l | 14.0km/l | 2,532,600円 | 2,748,600円 |
G | 1498cc | CVT | FF / 4WD | 15.0km/l | 14.0km/l | 2,706,480円 | 2,922,480円 |
Gプラスパッケージ | 1498cc | CVT | FF / 4WD | 15.0km/l | 14.0km/l | 2,879,280円 | 3,095,280円 |
まとめ
日本でも引き続き人気の小型SUVセグメント。日本の道路・環境事情に合わせ、燃費や走行性能を高めたたモデルも多く、選択の幅も多いです。今回は国内モデルの販売状況のまとめと小型SUVの車種について紹介しました。このクラスの車の買い替え予定の方は是非上のマーケット分析やモデル比較を元に自分だけの一台を見つけてくださいね。