自販連(日本自動車販売協会連合会)より国内メーカーの新車登録台数、4-9月実績が10月になり発表になりました。今回はハイブリッドやEVモデルと新型車情報について紹介します。国内の販売状況やモデル比較を参考にぜひお気に入りの一台を見つけてみてください。
国内ブランド ハイブリッド EV車 販売台数
車種名 | メーカー名 | パワートレイン | 2018年4-9月 新車販売台数 | 前年対比 | エントリー 価格 | 燃費 |
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ノート | 日産 | e-Power | 63,303 | 92.5% | 1,421,280円 | 23.4km/l |
アクア | トヨタ | Hybrid | 62,220 | 99.5% | 1,785,240円 | 38.0km/l |
プリウス | トヨタ | Hybrid / PHEV | 54,388 | 69.1% | 2,607,120円 | 37.2km/l |
セレナ | 日産 | e-Power | 47,472 | 126.6% | 2,440,800円 | 15.0km/l |
ヴィッツ | トヨタ | Hybrid | 46,213 | 105% | 1,181,520円 | 21.6km/l |
シエンタ | トヨタ | Hybrid | 38,652 | 90.2% | 1,776,600円 | 20.2km/l |
C-HR | トヨタ | Hybrid | 36,344 | 59.9% | 2,290,000円 | 16.4km/l |
ヴェゼル | ホンダ | Hybrid | 28,377 | 88.3% | 1,965,000円 | 21.2km/l |
クラウン | トヨタ | ガソリン/Hybrid | 25,320 | 184.3% | 4,978,800円円 | 24.0 km/l (Hybrid) |
リーフ | 日産 | EV | 11,017 | 252.4% | 3,150,360円 | 400km (EV) |
アウトランダー | 三菱 | ガソリン/PHEV | 3,892 | 106.8% | 4,182,840円 | 18.6km/l (PHEV) |
参考資料:自販連(日本自動車販売協会連合会) データ調査目的:2018年 国内メーカー、登録台数分析 調査方法:自販連統計 データ参照 調査期間:2018年 4月- 9月、登録実績台数・対象メーカー:国内自動車メーカー10社 調査実施:外車.COM(グラフ作成、まとめ)
ハイブリッド EV モデルのスペック比較
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トヨタ | トヨタ | 日産 | 三菱 | トヨタ | |
プリウス Hybrid | プリウス PHEV | リーフ EV | アウトランダー PHEV | クラウン Hybrid | |
全長 mm | 4540 | 4645 | 4480 | 4695 | 4910 |
全幅 mm | 1760 | 1760 | 1790 | 1800 | 1800 |
全高 mm | 1475 | 1470 | 1540 | 1710 | 1455 |
排気量 | 1797cc | 1797cc | 0cc | 2359cc | 2487cc |
燃費 | 34.0km/l | 37.2km/l | 400km (航続距離) | 18.6km/l | 24.0km/l |
駆動方式 | FF/4WD | FF | FF | フルタイム4WD | FR/4WD |
燃料 | ハイブリッド | Plug in ハイブリッド | 電気 | ハイブリッド | ハイブリッド |
エントリー 販売価格 |
2,971,963円 | 3,261,600円 | 3,150,360円 | 4,182,840円 | 4,978,800円 |
トヨタ プリウス
最初の紹介はトヨタのプリウスです。プリウスとは1997年世界初の量産ハイブリッドセダンとしてデビュー。初代はセダン型でしたが、2代目からはは約140kg軽量化した3ナンバーワイドボディ、そしてエアロダイナミックフォルム(空力特性CD値0.26)とラゲージスペースのユーティリティを考慮したハッチバックゲートを持つ5ドアとなり、2003年から2011年まで発売されました。3代目プリウスは、標準の走行モードに加え、シーンにあわせて選べる3つのドライブモード「エコドライブモード」「パワーモード」モーターのみで静かな走行を実現する「EVドライブモード」を実現し、燃費だけではなく走りも注力したモデルとなり、2015年まで販売されます。現行のプリウスは4代目となり、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー (TNGA) を採用した最初のモデルとなりました。それまでに使われていたバッテリーはニッケル水素電池のみでしたが、新型ではリチウムイオン電池も採用され始めました。またE-fourと呼ばれる4WDの駆動系も設定されています。今回の新しいプラットフォームの採用で、モーター、パワーコントロールユニット、駆動用バッテリーなど、システム全体で軽量化を行っています。エントリーグレードのEでは、JC08モード走行燃費40.8km/Lの低燃費を実現。現行モデルのラインアップは1.8L 水冷直列4気筒エンジンに72馬力のフロントモーター、7.2馬力のリヤモーター(E‐Fourの場合)を搭載。トリムラインは低燃費を追求したエントリークラスの「E」、装備を充実した「S」、トヨタセーフティーセンスPなど、各種安全装備を搭載した「A」さらにそこから装備を充実した「Aプレミアム」の設定。インフォテイメントについては、11.6インチのT‐Connect SDナビゲーションシステムを採用し、T‐Connect DCMパッケージを選択することで、ナビが常にネットに繋がるモデルとなります。
プリウス ラインアップ | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | |
E | 1797cc | CVT | FF | 40.8km/l | 2,429,018円 | |
S / Sツーリングセレクション | 1797cc | CVT | FF | 37.2km/l | 2,479,091円 | 2,628,327円 |
A / Aツーリングセレクション | 1797cc | CVT | FF | 37.2km/l | 2,777,563円 | 2,926,800円 |
Aプレミアム /Aプレミアム ツーリングセレクション | 1797cc | CVT | FF | 37.2km/l | 3,107,455円 | 3,199,745円 |
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日産リーフ
続いては電気自動車のパイオニア、日産リーフです。昨年の10月から新型の2代目になり、これまで指摘されていた航続距離や走りを改善した最先端のEVとなります。100%電気自動車であるため、走行中にCO2を全く排出しないゼロ・エミッションです。また、電動パワートレインならではのモーターによるパワフルな加速、そしてバッテリーが車体の底部に敷き詰められていることから、低重心を活かした安定したハンドリングや走行性能を実現しています。航続距離については、日本での通常の走行であれば十分賄える400km。さらに、回生バッテリーを逆手にとった、ドライバーの運転時のペダルの踏み替えを無くし、運転時の負担を軽減するe-Pedal(イーペダル)を設定。またプロパイロットやオートパーキングなど、自動運転アシスト・補助機能も多く搭載、Apple CarPlayを搭載するなどコネクテッド技術も進化しています。電動パワートレインのみならず、多くの最新技術を搭載したモデルとなっています。デザインについても最新の日産デザイン言語である、Vモーショングリルの採用し、ワイド&ローのプロポーションを確保しています。
ドア数 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 航続距離 | 価格 | |
S | 5 | CVT | FF | 5名 | 400km (JC08) | 3,150,360円 |
X | 5 | CVT | FF | 5名 | 400km (JC08) | 3,513,240円 |
G | 5 | CVT | FF | 5名 | 400km (JC08) | 3,990,600円 |
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三菱アウトランダー PHEV
続いてはSUVで唯一プラグインハイブリッドを搭載する三菱アウトランダーPHEV。名前の由来は「遠く未知なる地へ向かう冒険者」の意味。プラグインハイブリッドとは、ハイブリッド車の電池部分を充電可能にしたバージョンの車の事で、ハイブリッド車が充電できず、電力で走ることができる距離が非常に限られているのに対して、プラグインハイブリッドでは充電をすることで、より長く電力で走れるようになっています。最近ではポルシェやメルセデスベンツの一部モデルもこのシステムを採用しており、国産メーカーでは三菱アウトランダーのPHEVや、プリウスPHEV等が代表モデルです。三菱のアウトランダーについては、三菱が「i‐MiEV」で培ったEV技術や「パジェロ」で培ったSUVの技術を集約した、画期的なPHEVモデルであり、SUVタイプとして世界初のプラグインハイブリッド車となります。最新のモデルではこれまでのエンジン排気量を2.0Lから2.4Lに拡大し、駆動用バッテリー容量を12.0kWhから13.8kWhに大容量化し、出力もアップ。リヤモーター出力も約12%アップ、ジェネレーター出力も約10%アップしEV走行の航続距離が60.8kmから65.0kmまで拡大しています。アウトランダーPHEVのラインアップは、ベーシックな「G」から7インチのディスプレイを標準装備した「Gプラスパッケージ」となっています。排気量 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 | 価格 | |
G | 2359cc | CVT | フルタイム4WD | 5名 | 18.6km/l | 4,182,840円 |
Gプラスパッケージ | 2359cc | CVT | フルタイム4WD | 5名 | 18.6km/l | 4,479,840円 |
Gプレミアムパッケージ | 2359cc | CVT | フルタイム4WD | 5名 | 18.6km/l | 4,793,040円 |
Sエディション | 2359cc | CVT | フルタイム4WD | 5名 | 18.6km/l | 5,090,040円 |
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トヨタ クラウンハイブリッド
続いてはトヨタクラウンハイブリッドの紹介。トヨタは新型クラウンにもハイブリッド技術を惜しみなく投入。昨年新しくコネクティッドカーとしてデビューし、デザイン、走り、安全性能の進化を最大限追求した新型セダンがこの15代目クラウンです。遠隔で走行アドバイスや車両診断が受けられるeケアサービスなど、オンラインサービスを可能にする、車載通信機DCMを全車に標準搭載。パワートレインに関して2.0Lターボエンジンは先代のクラウンアスリートに採用されていたユニットの改良型を採用。2タイプ用意されるハイブリッドはいずれもクラウンでは新導入のシステムで、3.5LハイブリッドはマルチステージTHS IIと呼ばれ、レクサスLSやLCと共通のシステムです、2.5Lハイブリッドエンジンは、カムリに搭載されているパワートレーンの縦置FR仕様が搭載されています。
ラインナップに関しては2.5L ハイブリッド車の2WDに「S」「RS」「RS」「G」がベースとなっており、パワートレーンの詳細については2.5LハイブリッドにはTNGAエンジン 2.5Lダイナミックフォースエンジンを搭載したハイブリッドシステムを採用。走りの強化だけではなく、第2世代のアクティブセーフティー技術である「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。
ハイブリッドモデル | 排気量 | 燃料 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 | 価格 |
S | 2487cc | ハイブリッド | CVT | FR | 5名 | 24.0km/l | 4,978,800円 |
RS | 2487cc | ハイブリッド | CVT | FR | 5名 | 23.4km/l | 5,416,200円 |
G | 2487cc | ハイブリッド | CVT | FR | 5名 | 24.0km/l | 5,621,400円 |
S | 3456cc | ハイブリッド | CVT | FR | 5名 | 18.0km/l | 6,237,000円 |
トヨタ クラウン ハイブリッドの最新情報
まとめ
日本でも引き続き人気のハイブリッドセグメント。今回は国内モデルの販売状況のまとめとハイブリッド・EVの車種について紹介しました。エコカーを買い替え予定の方は是非上のマーケット分析やモデル比較を元に自分だけの一台を見つけてくださいね。