自販連(日本自動車販売協会連合会)より国内メーカーの自動車新車登録台数、2018年の通年実績が発表になっています。今回はマツダ自動車のモデルと新型情報について紹介します。国内の販売状況やモデル比較を参考にぜひお気に入りの一台を見つけてみてください。
5/24アップデート!今回新しくMazda3の価格体系が発表になりました!ボデーは2種類あります。ハッチバックタイプのFASTBACK(ファストバック)とセダンタイプのSEDAN(セダン)、価格はファストバックが218万1000円~362万1400円、セダンが247万円~355万1200円となっています。マツダが世界で初めて実用化した独自の燃焼方式SPCCI(火花点火制御圧縮着火)採用の新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV X」搭載モデルは発売は10月予定となっており楽しみです。また、2.0リッターガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.0」搭載モデルも7月下旬の発売予定です。

Mazda3とは2010年に導入した魂動(こどう)デザインに基づく車。特にヨーロッパの模倣ではなく日本の美意識に基づいたデザインを基調としています。また、「人間中心のクルマづくり」や「人馬一体の走り」といったマツダの開発哲学を追求し、車の基本性能の引き上げも追求。走行性能の要であるマツダ独自の「SKYACTIV」エンジンにはガソリンの1.5リットルと2.0リットル、ディーゼルの1.8リットルに加え、今回新たに「SKYACTIV X」と呼ばれる2.0リットルガソリンエンジンを追加しました。マツダ開発のマイルドハイブリッド(HV)技術を組み合わせることで、燃費の大幅改善も盛り込まれています。

新しいエンジンスカイアクティブXについては、マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブテクノロジー)」と世界初となる「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」採用した次世代ガソリンエンジン。それに加え、車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用。パワートレインからシャーシーまで全方位で洗練されたダイナミック性能を実現しています。
2018年の国内販売登録台数
自販連が発表した販売台数データ統計を元にマツダ・スズキの中堅メーカー販売台数の比較、検索、ソートができるようまとめました。
モデル | ブランド | ボデータイプ | 2018年台数 | 前年度対比% | エントリー価格 | パワートレイン | 燃費 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
デミオ | マツダ | コンパクト | 48,182 | 97.7 | 1,393,200円 | ガソリン / ディーゼル | 24.6km/l |
ソリオ | スズキ | ミニバン | 44,884 | 90.2 | 1,459,080円 | ハイブリッド | 24.8km/l |
CX-5 | マツダ | SUV | 38,290 | 92 | 2,570,400円 | ガソリン / ディーゼル | 16.0km/l |
スイフト | スズキ | コンパクト | 36,628 | 95.3 | 1,343,520円 | ハイブリッド | 23.4km/l |
CX-8 | マツダ | SUV | 30,701 | 1,093.70 | 3,196,800円 | ディーゼル | 17.6km/l |
クロスビー | スズキ | コンパクト | 30,624 | 1,930.90 | 1,765,800円 | ハイブリッド | 22.0km/l |
アクセラ | マツダ | ミディアム | 17,767 | 68.8 | 1,825,200円 | ガソリン / ディーゼル | 20.6km/l |
CX-3 | マツダ | SUV | 17,036 | 112.2 | 2,106,000円 | ガソリン / ディーゼル | 17.0km/l |
参考資料:自販連(日本自動車販売協会連合会) データ調査目的:2018年国内メーカー、登録台数分析 調査方法:自販連統計 データ参照 調査期間:2018年 1-12月、登録実績台数・対象メーカー:国内自動車メーカー7社 調査実施:外車.COM(グラフ作成、まとめ)
マツダ モデルのスペック比較
各モデルのスペック比較を以下に行います。それぞれ個性の違うモデルですので、販売台数や各モデルの特徴も合わせ自分にあった一台を見つけてみてください。2019年の目玉は5月24日に発表を予定しています。Mazda3となります。比較の後にはそれぞれのモデルを詳しく見ていきます。
デミオ | CX-5 | CX-3 | アクセラ | |
全長 mm | 4060 | 4545 | 4275 | 4580 |
全幅 mm | 1695 | 1840 | 1765 | 1795 |
全高 mm | 1500mm | 1690mm | 1550mm | 1455mm |
排気量 | 1298cc | 1977cc | 1997cc | 1496cc |
燃費 | 24.6km/l | 16.0km/l | 17.0km/l | 20.6km/l |
駆動方式 | FF/ 4WD | FF/ 4WD | FF/ 4WD | FF/ 4WD |
燃料 | ガソリン・ディーゼル | ガソリン・ディーゼル | ガソリン・ディーゼル | ガソリン・ディーゼル |
販売価格 | 1,393,200円 | 2,570,400円 | 2,106,000円 | 1,825,200円 |
マツダ 新型 Mazda3 (旧アクセラ)
最後はマツダのスポーツハッチバック アクセラ / Mazda3の紹介です。マツダを代表する、スポーツコンパクトの3代目マツダアクセラシリーズ、ハッチバックだけではなく、バリエーションには、5ドアハッチバック「アクセラスポーツ」、4ドアセダン「アクセラ」、ハイブリッドモデル「アクセラハイブリッド」が存在します。海外名は「Mazda 3」として販売されています。2018年の11月にアクセラはフルモデルチェンジが発表になり今回、2019年5月24日に新型の発表会が東京都内で開催されます。注目は次世代エンジン「SKYACTIV-X」を搭載予定。現在のアクセララインナップに関しては、SKYACTIV技術によりガソリンとディーゼル双方のラインナップをもっています。新型MAZDA3のトランスミッションと駆動方式はSKYACTIV-G 1.5L / SKYACTIV-G 2.0L / SKYACTIV-D 1.8L / SKYACTIV-Xが発表されており、販売当初はSKYACTIV-G 1.5Lからの展開となります。
アクセラ グレード名 | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 | 価格 |
15S | 1496cc | 6AT | FF | 5名 | 20.6km/l | 1,954,800円 |
15S プロアクティブ / Lパッケージ | 1496cc | 6AT | FF | 5名 | 20.6km/l | 2,149,200円 / 2,397,600円 |
15XD | 1498cc | 6AT | FF | 5名 | 21.6km/l | 2,338,200円 |
15XDプロアクティブ / Lパッケージ | 1498cc | 6AT | FF | 5名 | 21.6km/l | 2,440,800円 / 2,689,200円 |
22XD プロアクティブ / Lパッケージ | 2188cc | 6AT | FF | 5名 | 19.6km/l | 2,791,800円 / 3,088,800円 |
マツダ 新型 MAZDA3の最新情報はこちら
マツダ Mazda デミオ Demio
最初の紹介はマツダのコンパクトカーデミオです。「デミオ」とはマツダのCX-5、アテンザ、アクセラに続く、マツダの新世代技術SKYACTIV(スカイアクティブ)技術と新デザインテーマ「魂動」を採用した同社を代表するコンパクトカー。ガソリンエンジンだけではなく、1.5リッターのディーゼルエンジンを搭載したモデルも展開しています。モデルのラインナップとしては、1.5Lディーゼルエンジンの「XD」「XDツーリング」「XDツーリング Lパッケージ」と1.5Lガソリンエンジン搭載の「15C」「15S」「15Sツーリング」「15Sツーリング Lパッケージ」がメインのモデルとなります。最新のモデルチェンジではマツダの先進安全システムi‐ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)をより多くのモデルに搭載し、車だけでなく歩行者も検知するアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートや車線逸脱警報システムを標準装備としています。また、AT誤発進抑制制御などはすでに搭載されており、経産省が推奨する安全運転サポート車でもあります。
ガソリンモデル | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 価格 | |
15C | 1496cc | 5 | 6AT | FF | 5名 | 1,393,200円 | |
15S | 1496cc | 5 | 6AT | FF | 5名 | 1,490,400円 | |
15Sツーリング / Lパッケージ | 1496cc | 5 | 6AT | FF | 5名 | 1,733,400円 /1,814,400円 | |
XD | 1498cc | 5 | 6AT | FF | 5名 | 1,814,400円 | |
XDツーリング / Lパッケージ | 1498cc | 5 | 6AT | FF | 5名 | 2,014,200円 / 2,073,600円 |
マツダ デミオの最新情報はこちらから
マツダ Mazda CX-3
次に紹介するのはマツダのコンパクトクロスオーバーSUVのCX‐3です。今回のマイナーモデルチェンジで気品ある美しさと先鋭さをテーマに、操縦安定性、エンジン、デザイン、安全性能を向上させたコンパクトSUVです。同じSUVのCX-5は兄弟車。今回より、マツダ初採用となる新開発クリーンディーゼルエンジンSKYACTIV‐D 1.8が導入され、最高出力116馬力、最大トルク270Nmを発生し「XD」「XD プロアクティブ」「XD プロアクティブ Sパッケージ」「XD Lパッケージ」などが装備に合わせて変更されています。また導入が開始されたガソリンエンジンはSKYACTIV‐G 2.0で直列4気筒のエンジンモデルとなり、ラインナップは「20S」「20S プロアクティブ」が展開されています。駆動方式もマツダの新世代4WDシステムi-ACTIV AWDを設定しています。こちらもマツダの先進安全システム「i‐ACTIVSENSE」を全車に標準装備することで経産省が提唱する安全運転サポート車に該当しています。最新のラインナップはこちらから。
CX-3 ガソリンエンジン | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 FF | 燃費 4WD | 価格FF | 価格4WD |
20S | 1997cc | 6AT | FF / 4WD | 17.0km/l | 16.6km/l | 2,106,000円 | 2,332,000円 |
20S プロアクティブ | 1997cc | 6AT | FF / 4WD | 17.0km/l | 16.6km/l | 2,284,200円 | 2,510,200円 |
20S Lパッケージ | 1997cc | 6AT | FF | 17.0km/l | 2,538,000円 | ||
20S Lパッケージ | 1997cc | 6AT | 4WD | 16.6km/l | 2,764,000円 |
Mazda cx-3の最新情報はこちらから
マツダ Mazda CX-5
つづいてはマツダが誇るクロスオーバーSUV「CX-5」です。当初のコンセプトはSKYACTIV(スカイアクティブ)技術をガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、トランスミッション、などに採用し、SUVという従来のカテゴリーに治らない、上質な走りと街中での使用も考慮し、優れた燃費性能を両立したモデルです。初代は2012年2月16日発売。その後、2016年には現在のデザインへモデルチェンジ。現在のラインアップは、SKYACTIV‐G 2.0エンジンのガソリエンジンとSKYACTIV‐ディーゼル 2.2を搭載したモデルが販売されており、搭載装備によってプロアクティブ、Lパッケージ等に別れています。特にディーゼルに関しては、最大トルク420Nm発生し、低速から中速までレスポンスがよく、街乗りに優れたモデルとなり、高速道路では力強い走りを実現しています。以下が最新のラインナップとなります。
CX-5 ラインナップ | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 | |
20S / 20S プロアクティブ | 1997cc | 6AT | FF | 16.0km/l | 2,462,400円 | 2,689,200円 |
XD / XD プロアクティブ | 2188cc | 6AT | フルタイム4WD | 17.6km/l | 3,002,400円 | 3,229,200円 |
XD Lパッケージ (FF /4WD) | 2188cc | 6AT | FF / 4WD | 18.0km/l | 3,299,400円 | 3,526,200円 |
25S Lパッケージ (FF / 4WD) | 2488cc | 6AT | FF | 14.8km/l | 2,986,200円 | 3,213,000円 |
マツダ CX-5の最新情報はこちら
まとめ
日本でも人気の高く独自路線を走るマツダ自動車。燃費・走行性能も高く車種の選択の幅も多いです。今回2018年通年の実績が明らかになり販売状況やモデルについて紹介しました。これからマツダやSUVの買い替え予定の方は是非上のマーケット分析やモデル比較を元に自分だけの一台を見つけてくださいね。