メーカー | モデル | 2018年1-12月 販売台数 | 2017年1-12月 販売台数 | 前年度対比 | エントリー価格 | 燃費 | ミッション |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ホンダ | N-BOX | 241870 | 218478 | 110.7 | 1,315,440円 | 27.0km/l | CVT |
スズキ | スペーシア | 152104 | 104763 | 145.2 | 1,274,400円 | 30.0km/l | CVT |
ダイハツ | ムーヴ | 135896 | 141373 | 96.1 | 1,112,400円 | 31.0km/l | CVT |
日産 | デイズ | 141495 | 137514 | 102.9 | 1,088,640円 | 23.0km/l | CVT |
ダイハツ | タント | 136558 | 141312 | 96.6 | 1,220,400円 | 28.0km/l | CVT |
ダイハツ | ミラ | 107283 | 95772 | 112.0 | 884,572円 | 24.2km/l | CVT / MT |
スズキ | ワゴンR | 108013 | 114711 | 94.2 | 1,078,920円 | 25.6km/l | CVT |
スズキ | アルト | 77241 | 88394 | 87.4 | 1,134,000円 | 37km/l | CVT / AT / MT |
スズキ | ハスラー | 65291 | 72600 | 89.9 | 1,100,520円 | 24.8km/l | CVT / MT |
スズキ | ジムニー | 20942 | 13487 | 155.3 | 1,458,000円 | 16.2km/l | AT / MT |
そもそも軽自動車とは?
軽自動車とは日本独自の規格です。日本の狭い交通事情に合わせて良い規格でユーザーの私たちにとっては維持費が安く低燃費で良いことだらけですが、それゆえ外国メーカーからは国内ブランドの過保護とも言われ、非難を受けることもしばしば。
軽四輪は、道路運送車両法施行規則で下記と定められています。
- 全長 3,400mm(3.40m)以下
- 全幅 1,480mm(1.48m)以下
- 全高 2,000mm(2.00m)以下
- 排気量660cc以下[注釈 1]
- 定員 4名以下
- 貨物積載量 350kg以下
上記の上限を一つでも越えると、白いナンバーの普通自動車の部類に入ってしまいます。ちなみに、外国メーカー小型車は横幅が1,480mmを超えたりするため、普通乗用車となってしまい、軽自動車の税金等の恩恵を受けることができません。外国メーカーには厳しい基準ですが、それが上に日本メーカーの真骨頂で技術による改善で機能性や利便性を追求し易いセグメントです。日本人としては環境にあった車が欲しいため、軽自動車は毎年コンスタントに人気があります。
軽自動車の歴史
元々は戦後、庶民にも必要な移動手段として小さな車を作るという構想がありました。1950年代にはようやくスズキがスズキライトという軽自動車を販売し始めましたが、販売価格が42万と庶民の月収が3-5万であった当時はかなり高嶺の花でした。その後スバルはスバル360を発表こちらのデザインや価格設定で軽自動車が国民に普及していきます。こちはスズライト 全体の雰囲気に哀愁が感じられます。デザイン自体はとてもシンプルで素敵だと思います。

Subaru 360 可愛らしい名車。

軽自動車の販売台数
全国軽自動車協会連合会によると軽自動車の最近の登録台数は以下になっています。日本では普通乗用車を含めると400万台レベルのマーケットですので、軽自動はは40%から50%ものシェアを占めていることになります。乗りやすくて、税金も安い、種類も多くて使いがてが良い。日本人が好むのも理解できます。
2016-2017年 販売台数 | 1,719,919台 |
2015-2016年 販売台数 | 1,813,224台 |
第1位 : ホンダ N-BOX
17ヶ月連続で販売首位を保つモンスター軽自動車。デザイン、使い勝手、燃費とすべてが整っています。
以前外車.COMでもまとめをやりましたので、ご参考ください。
広い室内空間、2トーンカラーなども選ぶことのできるおしゃれなエクステリア。最新のニューモデルには話題の安全装備「ホンダセンシング」も標準搭載される、特徴的なリングLEDでフロントマスクも更新。これからも売れ続ける鉄板モデルとなると思われます!
ノーマル(奥)とカスタムモデル(手前)

N-BOX カスタム、こちらはミニバン並みのアクセントと存在感があります。幅広いシートレイアウトと使い勝手。内装の広さもピカイチです。「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という思いを込めた軽乗用車です。通常の標準エクステリアのモデルにエアロパーツを散りばめた、「カスタム」もラインナップ。2017年8月末のモデルチェンジではプラットフォーム、パワートレインを新たに開発し、安全装備も充実となりました。新採用の助手席スーパースライドシートなどを追加したのにも関わらず、約80kg軽量化!ボディーカラーも、2トーンカラーを含む全14色用意が用意されており、幅広いお客さんの層を取り込むことに成功しています。モデルラインナップ以下。
グレード | ミッション | 駆動 | 燃費 | 価格 |
G | CVT | FF | 27.0km/l | 1,315,440円 |
Gホンダセンシング | CVT | FF | 27.0km/l | 1,385,640円 |
G・L | CVT | FF | 27.0km/l | 1,428,840円 |
G | CVT | フルタイム4WD | 25.4km/l | 1,446,120円 |
G・Lホンダセンシング | CVT | FF | 27.0km/l | 1,499,040円 |
Gホンダセンシング | CVT | フルタイム4WD | 25.4km/l | 1,516,320円 |
G・EX | CVT | FF | 27.0km/l | 1,526,040円 |
G・L | CVT | フルタイム4WD | 25.4km/l | 1,559,520円 |
G・EXホンダセンシング | CVT | FF | 27.0km/l | 1,596,240円 |
G・Lホンダセンシング | CVT | フルタイム4WD | 25.4km/l | 1,629,720円 |
G・EX | CVT | フルタイム4WD | 24.2km/l | 1,656,720円 |
G・Lターボホンダセンシング | CVT | FF | 25.6km/l | 1,695,600円 |
G・EXホンダセンシング | CVT | フルタイム4WD | 24.2km/l | 1,726,920円 |
G・EXターボホンダセンシング | CVT | FF | 25.6km/l | 1,749,600円 |
G・Lターボホンダセンシング | CVT | フルタイム4WD | 23.4km/l | 1,826,280円 |
G・EXターボホンダセンシング | CVT | フルタイム4WD | 23.4km/l | 1,880,280円 |
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スズキ 新型ジムニー
次に紹介するのはスズキジムニーの新型モデルです。昨年の発売から販売台数を伸ばしているモデル。日本で軽乗用車の中にクロカン四駆車としての定義を持ち込んだジムニー。発売以降、高性能の4WDと走行性の高さを特徴として、小型軽量ボディやラダーフレーム、リジッドアクスル式サスペンション、大径タイヤなどの優位性により、悪路走破が高く、山間部ラリーでのベース車両としても採用されています。新型ジムニーのグレードは、「XG」「XL」「XC」をラインアップ。エンジンは660cc 直列3気筒で、ジムニー専用にチューニングしたR06A型ターボエンジンを搭載しています。通常の軽自動車がCVTトランスミッションなのに対し、ジムニーには5速MTと、4速ATの設定。新開発ラダーフレームにFRレイアウトそして4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションという、これまでのジムニーと同じ構造を用いる事でこれまでに培ってきて高い走行性能を維持しています。さらに最新モデルにはスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を搭載するなどして、街乗りでも快適で安全なモデルに仕上がっています。現在のラインナップは以下。

モデル | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 価格 | セーフティーサポート付 |
XG / セーフティサポート付 | 658cc | 5MT | 4WD | 1,458,000円 | 1,500,120円 |
XG/ セーフティサポート付 | 658cc | 4AT | 4WD | 1,555,200円 | 1,597,320円 |
XL/ セーフティサポート付 | 658cc | 5MT | 4WD | 1,582,200円 | 1,624,320円 |
XL/ セーフティサポート付 | 658cc | 4AT | 4WD | 1,679,400円 | 1,721,520円 |
XC | 658cc | 5MT | 4WD | 1,744,200円 | – |
XC | 658cc | 4AT | 4WD | 1,841,400円 | – |
スズキ ジムニーの最新モデルははこちらから
日産デイズ
続いてはブランドが好調の日産「デイズ」です。このモデルは日産が企画から関った初の軽自動車です。(軽自動はOEMと言って共通したもしくは他のメーカーから購入したプラットフォームや車体を使い上物のデザインやインテリアのみをブランド別に開発することが主流。軽自動車の企画は決まっているのですから、合理的な方式だと思います)
コンパクトな3気筒エンジンを搭載。ラインアップは、「J」、「S」、「X」、シャープで存在感のある「ハイウェイスター X」、「ハイウェイスター G」、ターボエンジン搭載の「ハイウェイスター Gターボ」が主なモデルとなっています。こちらもノーマルの使用と、エアローパーツを使用したよりスポーティーでかっこいい方向のデザインの2種類があります。

ラインナップは下記の通り、燃費は前述のホンダN-BOXに引けをとりますが、この豊富なラインナップがデイズの人気の理由です。唯一の欠点は燃費が少し劣るところでしょうか。
ラインナップ | 駆動 | 燃費 | 価格 |
J | FF | 23.0km/l | 1,140,480円 |
ボレロ(Jベース) | FF | 23.0km/l | 1,248,480円 |
X | FF | 25.8km/l | 1,289,520円 |
S | フルタイム4WD | 22.0km/l | 1,301,400円 |
X Vセレクション | FF | 25.8km/l | 1,332,720円 |
ボレロ(Xベース) | FF | 25.8km/l | 1,397,520円 |
X | フルタイム4WD | 22.0km/l | 1,410,480円 |
ハイウェイスター X | FF | 25.8km/l | 1,418,040円 |
X Vセレクション | フルタイム4WD | 22.0km/l | 1,453,680円 |
ハイウェイスター G | FF | 25.8km/l | 1,485,000円 |
ハイウェイスター Gターボ | FF | 23.2km/l | 1,495,800円 |
ボレロ(Xベース) | フルタイム4WD | 22.0km/l | 1,518,480円 |
ハイウェイスター X | フルタイム4WD | 22.0km/l | 1,539,000円 |
ライダー(ハイウェイスター Xベース) | FF | 25.8km/l | 1,558,440円 |
ハイウェイスター G | フルタイム4WD | 22.0km/l | 1,605,960円 |
ハイウェイスター Gターボ | フルタイム4WD | 21.8km/l | 1,616,760円 |
ライダー(ハイウェイスター Gベース) | FF | 25.8km/l | 1,625,400円 |
ライダー(ハイウェイスター Gターボベース) | FF | 23.2km/l | 1,636,200円 |
ライダー(ハイウェイスター Xベース) | フルタイム4WD | 22.0km/l | 1,679,400円 |
ライダー(ハイウェイスター Gベース) | フルタイム4WD | 22.0km/l | 1,746,360円 |
ライダー(ハイウェイスター Gターボベース) | フルタイム4WD | 21.8km/l | 1,757,160円 |
このモデルが気になった人はぜひ、日産デイズの公式サイトへ
ダイハツ タント
2003年発売し、とにかく広い室内が特徴のダイハツの人気車種。2013年のフルモデルチェンジで3代目となります。英語名はTANTO。エンジンは、直列3気筒DOHC12バルブと、直列3気筒DOHC12バルブインタークーラターボの2種類で、エントリーモデルの「L」、装備充実の「X」、最上級モデルの「G」、ターボエンジン搭載の「Xターボ」という構成になっています。
またダイハツも安全装備を充実させており、歩行者へのブレーキ対応を追加した衝突回避支援システムをオプションで洗濯できます。また、死角となる、ブラインドスポットに対応した「コーナーセンサー」なども準備しています。
ボディカラーは、標準モデルには10色、カスタムには8色がラインナップされています。タントカスタムはよりシャープで男の人が乗ってもかっこよいです。
ラインナップ
こちらも充実のラインナップ、燃費もホンダN-BOXに迫る勢いです。
価格 | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
L | FF | 28.0km/l | 1,220,400円 |
L SAIII | FF | 28.0km/l | 1,285,200円 |
L | フルタイム4WD | 27.0km/l | 1,350,000円 |
X | FF | 28.0km/l | 1,355,400円 |
L SAIII | フルタイム4WD | 27.0km/l | 1,414,800円 |
X SAIII | FF | 28.0km/l | 1,420,200円 |
X | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,479,600円 |
X ホワイトアクセントSAIII | FF | 28.0km/l | 1,485,000円 |
Xターボ SAIII | FF | 26.0km/l | 1,501,200円 |
カスタムX | FF | 28.0km/l | 1,528,200円 |
G SAIII | FF | 28.0km/l | 1,533,600円 |
X SAIII | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,544,400円 |
カスタムX SAIII | FF | 28.0km/l | 1,593,000円 |
X ホワイトアクセントSAIII | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,609,200円 |
Xターボ SAIII | フルタイム4WD | 24.6km/l | 1,625,400円 |
カスタムX | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,652,400円 |
カスタムX トップエディションSAIII | FF | 28.0km/l | 1,652,400円 |
G SAIII | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,657,800円 |
カスタムRS SAIII | FF | 26.0km/l | 1,706,400円 |
カスタムX SAIII | フルタイム4WD | 25.8km/l | 1,717,200円 |
カスタムRS トップエディションSAIII | FF | 26.0km/l | 1,749,600円 |
カスタムRS トップエディションSAIII | フルタイム4WD | 24.6km/l | 1,873,800円 |
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スズキ スペーシア

スズキのトールハイト軽自動車のスペーシアです。スペーシアのコンセプトは手ごろなファミリーカーとして女性ドライバーを中心に拡大している軽ハイトワゴン市場に特化して作られた車。直近のモデルチェンジは2017年12月。ラインアップは、「ハイブリッドX」、「ハイブリッドG」の2グレードがあり、そこに衝突被害軽減ブレーキの有無、そして2WD もしくは4WDが選べる構成になっています。エンジン・パワートレインについては軽量で高剛性の新プラットフォームHEARTECT(ハーテクト)に、発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドを全車搭載しています。特に、最高出力3.1psを発生するISGと呼ばれるモーター機能付発電機と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載することで、JC08モード燃費は26.4〜30.0km/Lとセグメントトップの燃費性能を誇っています。安全術にに関してはスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を搭載しています。スペーシアは最先端の安全装備をつけたハイブリッドFFでも価格は146万から始まります。以下が最新ラインナップ。
ハイブリッドモデル | シフト | 駆動 | FF 燃費 | 4WD 燃費 | FF 価格 | 4WD価格 |
ハイブリッドG 衝突被害軽減ブレーキ非装着車 | CVT | FF | 30.0km/l | 26.4km/l | 1,274,400円 | 1,395,360円 |
ハイブリッドG | CVT | FF | 30.0km/l | 26.4km/l | 1,333,800円 | 1,454,760円 |
ハイブリッドX 衝突被害軽減ブレーキ非装着車 | CVT | FF | 28.2km/l | 26.4km/l | 1,409,400円 | 1,530,360円 |
ハイブリッドX | CVT | FF | 28.2km/l | 26.4km/l | 1,468,800円 | 1,589,760円 |
スズキ スペーシアの最新情報はこちら
まとめ
日本でも人気の高い軽自動車。燃費・走行性能も高く車種の選択の幅も多いです。今回2018年通年の実績が明らかになり販売状況やモデルについて紹介しました。これから小さい車をの買い替え予定の方は是非上のマーケット分析やモデル比較を元に自分だけの一台を見つけてくださいね。