自販連(日本自動車販売協会連合会)より国内メーカーの自動車新車登録台数、2018年の通年実績が発表になっています。今回はトヨタ自動車の新型情報について紹介します。国内の販売状況やモデル比較を参考にぜひお気に入りの一台を見つけてみてください。
2018年 1月〜12月のトヨタ自動車販売登録台数
モデル | メーカー | ボディータイプ | 2018年通年 登録台数 | 前年度対比 | エントリー価格 | パワートレイン | 燃費 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アクア | トヨタ | コンパクト | 126,561 | 96.2 | 1,785,240~ | ハイブリッド | 38.0km/l |
プリウス | トヨタ | ミディアム | 115,462 | 71.8 | 2,607,120~ | ハイブリッド | 37.2km/l |
シエンタ | トヨタ | ミニバン | 94,048 | 97.1 | 1,776,600~ | ハイブリッド | 20.2km/l |
ヴォクシー | トヨタ | ミニバン | 90,759 | 102.3 | 3,363,120~ | ハイブリッド | 23.8km/l |
カローラ | トヨタ | ミディアム | 89,910 | 116.1 | 2,106,000~ | ハイブリッド | 16.4km/l |
ヴィッツ | トヨタ | コンパクト | 87,299 | 96.7 | 1,181,520~ | ハイブリッド | 21.6km/l |
ルーミー | トヨタ | ミニバン | 86,265 | 109.6 | 1,463,400~ | ガソリン | 24.6km/l |
C-HR | トヨタ | SUV | 76,756 | 65.4 | 2,290,000~ | ハイブリッド | 16.4km/l |
タンク | トヨタ | ミニバン | 73,799 | 104.2 | 1,463,400~ | ガソリン | 24.6km/l |
アルファード | トヨタ | ミニバン | 58,806 | 139.1 | 3,354,480 ~ | ハイブリッド | 11.6km/l |
参考資料:自販連(日本自動車販売協会連合会) データ調査目的:2018年国内メーカー、登録台数分析 調査方法:自販連統計 データ参照 調査期間:2018年 1-12月、登録実績台数・対象メーカー:国内自動車メーカー7社 調査実施:外車.COM(グラフ作成、まとめ)
トヨタ主要モデルのスペック比較
C-HR | ヴィッツ | アクア | RAV4 (前モデル) | |
全長 mm | 4360 | 3945 | 4050 | 4335 |
全幅 mm | 1795 | 1695 | 1695 | 1815 |
全高 mm | 1550mm | 1500mm | 1455mm | 1685mm |
排気量 | 1196cc | 1329cc | 1496cc | 2362cc |
燃費 | 16.4 – 30.2km/l | 21.6 – 34.4 km/l | 34.4km/l | 12.2km/l |
駆動方式 | FR / AWD | FR / AWD | FR | FF / AWD |
燃料 | ガソリン・ハイブリッド | ガソリン・ハイブリッド | ハイブリッド | ガソリン |
販売価格 | 2,290,000円 | 1,181,520円 | 1,785,240円 | 2,211,429円 |
* 仕様・価格参考資料:トヨタ自動車HPより
トヨタ 新型RAV4
最初に紹介するのは2019年に新型フルモデルチェンジとして復活したトヨタRav4。1989年の東京モーターショーにRAV-FOURとして出展し、1994年5月に発表、乗用車としてモノコックベースで開発されたクロカンモデルです。RAV4は初代から日本の5ナンバーで販売されていましたが、2代目以降3ナンバーとなり、欧米向けのモデルとなったため、サイズの合わない日本では販売が中止されました。ただし現在もヨーロッパ・北米・南米など世界中で販売されているグローバル戦略車で、2017年の世界自動車販売台数順位でも4位と人気のモデルです。今回ニューヨークオートショー2018で発表された新型RAV4のポイントは、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の新型プラットフォームの採用し、ボディの高剛性化と低重心化により走りが強化されていること。先日のトヨタから国内のパワートレインは2.5リッターのハイブリッドと2リッター直列4気筒ガソリンエンジンの展開となることが発表されました。新RAV4のラインナップは以下。
モデル | 排気量 | パワートレイン | 駆動方式 | 価格 2WD | 価格 4WD |
X | 2.0L | ガソリン | 2WD / 4WD | 2,608,200円 | 2,835,000円 |
G | 2.0L | ガソリン | 4WD | 3,202,200円 | |
G-Z | 2.0L | ガソリン | 4WD | 3,348,000円 | |
X Adventure | 2.0L | ガソリン | 4WD | 3,137,400円 | |
HYBRID X | 2.5L | ハイブリッド | 2WD / 4WD | 3,202,200円 | 3,450,600円 |
HYBRID G | 2.5L | ハイブリッド | 4WD | 3,817,800円 |
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トヨタ Vitz ヴィッツ
続いてトヨタのコンパクトカー・ヴィッツについて紹介します。ヴィッツとはトヨタブランドのコンパクトカー基幹モデルで現行で3代目。トヨタが販売する1,000 – 1,500ccクラスのハッチバック型乗用車で、もともとはコンパクトハッチの人気が根強いヨーロッパの戦略車として開発されました。特に初代ヴィッツはギリシャ人デザイナーのソティリス・コヴォスによるデザインが受け、さらにトヨタ特有の品質の高さによって国内はもとより、ヨーロッパでヒットを記録。国内では2017年1月にマイナーチェンジを受けてハイブリッドモデルを追加し、現行のラインナップは1リッターと1.3リッターのエンジンを搭載、駆動方式はFFと4WDが設定されています。装備の違いによって、ベーシックな「F」「F Mパッケージ」、装備が充実の「U」となっています。また、トヨタ全体の戦略の一貫として、モータースポーツから取り入れらた機能や外観をふんだんに活用した「GRスポーツ」の各グレードもラインナップされています。最新のラインナップは以下。
ヴィッツ Vitz | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
F Mパッケージ | 996cc | CVT | FF | 21.6km/l | 1,181,520円 |
F | 996cc / 1329cc | CVT | FF | 21.6km/l / 25.0km/l | 1,325,160円 / 1,481,760円 |
U | 1329cc | CVT | FF | 25.0km/l | 1,787,400円 |
ハイブリッド F | 1496cc | CVT | FF | 34.4km/l | 1,819,800円 |
ハイブリッド U | 1496cc | CVT | FF | 34.4km/l | 2,076,840円 |
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トヨタ C-HR
続いてはトヨタ C-HRについて紹介します。C-HRとは「もっといいクルマづくり」の実現に向けたクルマづくりの構造改革、TNGA(Toyota New Global Architecture)の第2弾として発売されたトヨタのSUVです。ニュルブルクリンクを始めとする世界の様々な道での走行テスト・欧州の一般道路でのステアリングやショックアブソーバーのチューニングなど、これまでのSUVとは異なり、走行性能を根底に設計・開発されたモデル。C-HR属するクロスオーバーSUVセグメントにつてはデザインの外観を好むユーザーが多く、C-HRに関しても、昨今のトヨタのデザインモチーフ「キーンルック」やアンダープライオリティなどのデザイン要素を取り込み、大胆なプロポーションとスタイリングを実現しています。パワートレインに関しては1.8Lの4気筒ハイブリッドシステムと、1.2Lの4気筒ガソリンターボの設定。エクステリアだけでなく、インテリアも質感を高めたモデルで、安全装備もトヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備としています。最新のラインナップは以下。
グレード名 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 | 価格 |
S-T | 1196cc | 5 | CVT | FF | 5名 | 16.4km/l | 2,290,000円 |
G-T | 1196cc | 5 | CVT | FF | 5名 | 16.4km/l | 2,605,200円 |
S | 1797cc | 5 | CVT | FF | 5名 | 30.2km/l | 2,614,000円 |
G | 1797cc | 5 | CVT | FF | 5名 | 30.2km/l | 2,929,200円 |
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トヨタ 新型アクア Aqua
最後はトヨタアクアの紹介です。アクアとはトヨタがハイブリッドシステムの小型・軽量・高効率化など、トヨタの量産ハイブリッドカー開発17年間の知恵と技術を結集したコンパクトクラスのハイブリッドカー。歴史としては2011年1月、デトロイト・モーターショーにおいて、新型のコンセプトカーである「PRIUS C concept」として発表されました。その後、「アクア」という車名も正式にアナウンスされ、第42回東京モーターショーで一般公開となりました。トヨタとしては「5ナンバーサイズ」のコンパクト乗用ハイブリッドカーとして、販売の主戦力を担うモデルです。車名の「アクア」はラテン語で「水」を意味し、そのクリーンな語感からネーミングされています。内燃機関のエンジンでは世界トップの低燃費35.4km/Lを達成しています。現在のラインアップは、「L」「S」「G」「Gソフトレザーセレクション」「クロスオーバー」を設定しており、通常モデルに加えて、スポーツドライビングにフォーカスした「G GRスポーツ」やよりエレガントな「S」をベースにした特別仕様車「Sスタイルブラック」等を展開。
グレード名(通常モデル) | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
L | 1496cc | CVT | FF | 38.0km/l | 1,785,240円 |
S | 1496cc | CVT | FF | 34.4km/l | 1,886,760円 |
G | 1496cc | CVT | FF | 34.4km/l | 2,062,800円 |
Gソフトレザーセレクション | 1496cc | CVT | FF | 34.4km/l | 2,089,800円 |
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まとめ
トヨタ自動車では燃費・走行性能が高いモデルを多くラインナップしています。2019年はRav4の復活など話題も多いです。SUVやコンパクトの定番車の買い替え予定の方は是非上のマーケット分析やトヨタのモデル比較を元に自分だけの一台を見つけてくださいね。